・同人誌の既刊本が国立国会図書館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。
「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」
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「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」
ファイル形式はPDFファイル、価格は「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」が1,512円。「猪瀬直樹検証本 作家篇」が1,080円です。
・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」、「日垣隆(Wikipedia)」、「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。
・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。
kafkaesque1924@gmail.com
※2015/2/07エントリーを更新しました。
・日垣センセイが、過激派イスラム国に殺害されたジャーナリストの後藤健二さんに対し、自害を強要するツイートをしていました。またFbでは「私なら殺されるよう仕向けるか潔く自害する」と後藤さんへの殺人教唆を仄めかす投稿も。
日本人誘拐グループは、ヨルダンで死刑囚となっているテロリスト サージダを釈放するよう明言したのは間違いない。民間人大量殺害を実行したリーダーを釈放するなど、テロへの完全屈服でしかないのは、小学生でも理解できるはずなのに、自業自得ジャーナリストと引き換えなどありえぬ。自害せよ。
— 日垣隆(T-Higaki) (@hga02104) 2015, 1月 25
【シリアとイスラム国とジャーナリストの自業自得】
私も例えばイラク戦争やリビア戦争時などに越境を試みて、何度も傭兵に拘束されたこともあり、最近にもヨルダンとシリア国境、またレバノンとシリア国境、トルコとシリア国境も訪れている。
結論から言えば、後藤さんらはジャーナリスト失格だと思う。イラク戦争時の三ばかトリオも同様だったが(彼らにはまだ日本に迷惑をかけたとの反省のかけはもない)、こんな”人質志願者”としか言いようがない人物らの救済を第一にした対策は、断じて行なってはならない。また同情はしても、プロ自らがニュースになってしまう愚行や自信過剰は、実に恥ずべきことだ。私なら殺されるよう仕向けるか潔く自害する。その覚悟がなければ、シリア入りなど考えてはいけない。平和なレバノンに逃げた幾万のシリア難民を(中東専門でない私が)見ただけでも瞭然だった。
2億ドルもの資金を提供したり、ヨルダンで死刑囚となっている大物テロリストを解放したりすれば、数十、数百倍の犠牲者が出るのは明らかだろう。
少なくとも命乞いを日本政府やイスラム国にするくらいなら、内戦国に入国審査してはならない。
詳しくはメルマガで。
2015年1月25日 8:26*1
嗚呼、日垣センセイ。後付けで恐縮ですが、日垣センセイの言い分は、殺された後藤さんや遺族の感情など一ミリグラムも斟酌しない下衆の極みでした。後藤さんは故意かつ意図的に、自分からイスラム国に拘束ないし殺害されるため、わざわざ紛争地帯のシリアに赴いたのではありません。日垣センセイと違って、シリア内戦の実情を世界に伝えるというジャーナリストとしての使命を真摯に果たそうとしていたのです。 「私なら殺されるよう仕向けるか潔く自害する」「自業自得」「自害せよ」など、何様のつもりなのか。日垣センセイは、イスラム国の暴挙のお先棒を担いでいると言えます。自分だけ絶対安全地帯に身を置いて、偉そうに先輩ぶってお説教を繰り返すのが「日垣流」とはいえ、またもや「お前が言うな!」の超特大ブーメランになっています。大体、一昨年、日垣センセイは重信メイ氏とトラブルになった時も、レバノンの首都ベイルートの比較的安全なパレスチナ難民のキャンプを、現地のボランティアの案内で、ただ物見遊山していただけではないですか。到底、「取材」には値するものではなかったです。その後、日垣センセイは「シリア難民を見に行く!」と大見得を切って大騒ぎを起こすものの、実際にはホテルの一室に籠りきりで皆に大迷惑を掛けた情けないエピソードも……。
[日垣隆vs重信メイ]記事一覧 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)
そもそも上記の日垣センセイの主張は事実誤認が多過ぎます。例えば、ヨルダンのサジダ・リシャウィ死刑囚は、自爆テロに失敗してヨルダン当局に逮捕され、死刑判決を受けた未遂犯であって、民間人大量虐殺の既遂犯(実行犯)ではありません。またリシャウィ死刑囚はテログループのリーダー格であった可能性は低く、本人は無罪を主張しているらしいです。後藤さんが日本政府やイスラム国に命乞いをした事実も確認されていません。
それにしても、あんな醜悪で破廉恥なFbの投稿にまで「いいね!」が現時点で87人もいるとは。幾ら大多数が日垣センセイの信者とはいえ、世も末です。
ともあれ、当ブログはイスラム国に殺害された湯川遥菜さん、後藤健二さんに謹んで哀悼の意を表します。
●岡田斗司夫の文章を書いていたのは……?
本題。ネット上では相変わらず岡田斗司夫スキャンダルの激震が続いています。
田中康夫さん「岡田斗司夫さんは、その人を人間としてではなくモノとして扱っていたのではないか」 愛人騒動について言及 | ガジェット通信 GetNews
“レコーディング・セックス”岡田斗司夫氏が退院も、止まらぬ暴露合戦「小さくて細いので処女向き」|日刊サイゾー
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/dmmnews_913111
岡田斗司夫「退院しました! 外食するぞ! まずは松屋の『カレ牛』だ!」 : J-CASTテレビウォッチ
岡田斗司夫氏「FREEex」代表退任…自身のコンテンツ普及目的― スポニチ Sponichi Annex 芸能
岡田斗司夫、代表退任 - 芸能ニュース : nikkansports.com
著作権に無頓着な物書きは信用できない- ゆるゆる著作権講座 8-(松沢呉一) -2,171文字- | 松沢呉一のビバノン・ライフ
債権「オカダ債」に通貨「トシオ」とか、殆ど円天詐欺に近いような気が……。
前回のエントリーでも取り上げた岡田の『オタク学入門』の盗用疑惑、ゲイ六輔さんもツイートしていますが、実は岡田は自身の執筆スタイルについて、『噂の真相』(1996年3月号)P66〜67の連載「メディア異人列伝」(インタビュアー・永江朗)の中で、次のように語っています。
だが、それだけではない。岡田の文章の裏には意外な事実があった!実は、岡田の文章は岡田が書いてるのではなく、岡田の妻が書いているのである。
岡田はその本や文章の構造を考え、その中で展開する文章のモトになるカードを作る。
『〜洗脳社会』は600枚ぐらいのカードからできている。岡田は喫茶店などでそのカードを並べ変えたりしながら、展開を考える。
「それを奥さんにひたすら喋るんです。嫁さんはなかなかわかってくれないから、言回しや例を何度も考える。嫁さんはそれを手書きで書きとめて、ワープロに打つ人に回す」
そのラフ原稿が電子メールで岡田の元に届く。岡田はそれをじっくり推敲して、完成原稿にするのである。素晴らしいシステム!
「なーに、アニメと同じですよ」と岡田は言うのだけど、名アイデアだ。
「こんなネタばらししちゃうとバカにされるけど、ウケると思うと言わずにいられない」と、まるでパソコン通信の自己レスのごとく、嬉しそうに語るのであった。
「メディア異人列伝・岡田斗司夫」『噂の真相』(1996年3月号)P66〜67
岡田本人に言わせれば口述筆記であり、筆記を担当していたのは妻(当時、現在は離婚)でガイナックスの経理部長*2だった天野和美氏*3だという。当時、竹熊健太郎氏が岡田本人を告発しなかったのは、天野氏が主犯だと考えていた可能性もあります。
余談ながら、2005年に「メディア異人列伝」の連載分をまとめた単行本『メディア異人列伝』(晶文社)が刊行された時、岡田は上記のインタビュー記事の再録を拒否したそうです*4。
※追記(2015年2月7日):永江朗『メディア異人列伝』(晶文社、2005年3月10日初版発行)を確認したところ、同書のP111〜113に岡田斗司夫が『噂の真相』(1996年3月号)P66〜67の同連載でインタビューを受けていたことが明記されているが、当のインタビュー記事は収録されていない。
理由として考えられるのは、後に『噂の真相』が岡田の批判記事を掲載したことを根に持っていたからではないでしょうか。『噂の真相』(1999年2月号)P76〜80は「“オタクの権威”岡田斗司夫を取巻く頑迷固陋なバトルロイヤルの構図」と題し、岡田が竹熊氏*5をはじめとして、ノンフィクションライターの大泉実成氏、評論家の大塚英志氏などともトラブルになっていたことを赤裸々に暴露しています。しかも記事の末尾は「オタキングというよりも、まさに“バカキング”。この男も近い将来、間違いなくフェードアウトしていくに違いない。」と皮肉たっぷりに締めくくられていますから……。
岡田自身は、『噂の真相』(1998年4月号)P152の「テレビで活躍する有名文化人たちは『噂の真相』をどう読んでいるのか!?」という企画記事で、同誌の愛読者であることをアピールしていた経緯もあり、裏切られた想いがあったと推定されます。
★参考資料
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*1:【シリアとイスラム国とジャーナリストの自業自得】 | Facebook
*3:GAINAX'S OVA エヴァのスタッフ解説 第7回「オープニングアニメ」 | GAINAX NET
*4:『メディア異人列伝』永江朗: Lエルトセヴン7 第2ステージ
*5:『噂の真相』(1999年2月号)「“オタクの権威”岡田斗司夫を取巻く頑迷固陋なバトルロイヤルの構図」で取り上げられている竹熊氏と岡田のトラブルは、盗用疑惑とは別件である。