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・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」、「日垣隆(Wikipedia)」、「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。
・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com
汝、ネットの調査力を侮るなかれ。
・2ちゃんねるの日垣隆スレッド日垣隆★128のスレッド306「id:vR2OW52f.net」さんの投稿から。
306 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2015/08/31(月) 09:15:37.03 id:vR2OW52f.net
KAFKAESQUEさん、お疲れ〜。
これまでの検証を振り返ってるけど、大先生がまともな情報を発信しなくなって久しいから、
モチベーション下がってるよねw
でも、あなたの貢献度は大だよ。
これからもヨロシクね。
ありがとうございます。当ブログでの日垣隆検証がここまでこれたのは、ひとえに「id:vR2OW52f.net」さんや2ちゃんねる日垣隆スレに集う日垣ウォッチャーの方々のお陰でもあります。僕(当ブログ管理人)が最も参考にしている情報源も、日垣隆スレの書き込みです。日垣センセイが飛ぶ鳥を落とす勢いであったら、こちらも俄然やる気が出てくるのですが、最近は当ブログまで低調になっているのが実情です。日垣検証は、マラソンに例えるならば、折り返し地点を過ぎて30〜35キロ地点を通過したところでしょうか。このまま完走し、ゴールインするつもりです。「id:vR2OW52f.net」さんや2ちゃんねる日垣隆スレに集う日垣ウォッチャーの方々、今後とも当ブログを宜しくお願いしますよう、この場を借りて御礼申し上げます。
社会学者ジグムンド・バウマンが、ウィキペディアおよび自身の過去の著作から多数のコピペで本を書いていたことが発覚して大騒ぎになっているとのこと。http://t.co/imAFUSqe9Y
— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2015, 8月 30
海の向こう側にも「コピペの達人」の日垣センセイや唐沢俊一とお友達になれそうな学者がいるそうで、少々驚きました。原稿の使い回しは日垣センセイも唐沢も頻繁に行っていますが。
・ネット上のみならず、実社会をも揺るがす前代未聞の大事件となった東京五輪エンブレムの問題。
http://www.asahi.com/articles/ASH915QFVH91UTIL02Y.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150901/k10010212561000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0902_2.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015090202000134.html
http://www.hochi.co.jp/topics/20150902-OHT1T50064.html
「佐野エンブレム取り下げ」も納得せず…ネット世論が求める落とし前とは
五輪エンブレム騒動 ネット住民の怒りの矛先は組織委員会に - ライブドアニュース
http://www.nikkansports.com/general/news/1532029.html
http://www.nikkansports.com/general/news/1532035.html
【五輪ロゴ問題】」佐野氏擁護デザイナーの“選民意識”と陰謀論(1ページ目) - デイリーニュースオンライン
http://www.amazon.co.jp/review/R33VQYXB3J6P7P/
東京五輪エンブレム取り下げは「ネット大勝利」ではないと思う件(ふじいりょう) - 個人 - Yahoo!ニュース
五輪エンブレム問題 声あげない業界、陰謀論に憤り 中川淳一郎氏 - withnews(ウィズニュース)
編集者の日々の泡:佐野研二郎氏のデザイン盗用・模倣問題、編集現場から考える
「個人攻撃止めましょうよ」と佐野研二郎を擁護していたデザイナー、確たる証拠を目の当たりにして自分が攻撃し始める | netgeek
佐野研二觔氏の問題は、唐沢俊一や上杉隆、日垣隆と本質的には同じことだと思う。「ここまではやってもバレなかった」と少しずつ境界線を越えて行くうちに「自分は何をやっても大丈夫」という全能感に囚われた、と。そして、最終的にウソやパクリがバレると、過去の業績までさかのぼって全部検証された
— moritatsu (@moritatsu) 2015, 9月 1
たぶん、彼らは30年前ならバレずにそのまま大御所的な立場を維持できたんだろうなあ、とは思う。そういう意味での彼らの先駆者は落合信彦なのかもしれない、というのも、以前書いたかな?
— moritatsu (@moritatsu) 2015, 9月 1
佐野研二郎のパクりが話題だけど岡田斗司夫の『オタク学入門』のパクりもヒドい。
同書漫画の章の9割は竹熊健太郎さんの講義を文字起こしした物と本人から指摘され「あんなもん漫画ファン皆知ってた事」「竹熊さんちっちぇえ」と逆ギレ。
http://t.co/TyZ1tLsUUo
— バグ犬 (@puppy_bug) 2015, 9月 1
実は、佐野研二郎の盗作で、最も悪質かつ弁護のしようがないのは母校多摩美大のグラフィックだ。数々の賞を受賞しているけど、アイデアから画像に至るまで完全なパクリ。この一件を以って、彼はアートの世界を追われるべきだと思う。
— 藤岡真 (@fujiokashin) 2015, 9月 3
五輪エンブレム問題のデザイナーの縁故間での受賞ローテーションは、柄谷行人グループの書いた『必読書150』で岡崎乾二郎だっけかが指摘批判してたので、俺としては「あーこういうことか。分かりやすい連中だわ」と思ったな。それに関してはあながち陰謀論でもないし、これから眉に唾つけて見るね。
— ヒトガタ (@hitogata01) 2015, 9月 1
『一般人には理解できない』って言い分は、流石に酷いと思うんですが。仮にも商業デザイナーなんでしょ。金を払うのはクライアントの企業かもしれないけど、コンテンツを消費するエンドユーザーは一般人でしょう? パクリ問題よりも、そういう性根のデザイナーの作品は流石に認めたくないな。
— ヒトガタ (@hitogata01) 2015, 9月 1
死体蹴りするな、落ちた犬を叩くな、と言う意見には同意するけど、本人は逃げ回り、オリンピック委員会は火に油を注ぎ続けるこの状態じゃあ、どうにもならんよなぁ
— アオイ模型:砲雷撃戦有明D-051 (@aoi_mokei) 2015, 9月 1
デザイナー本人が叩かれすぎだというけど、杜撰極まりない対応を繰り返すオリンピック委員会と、非常識極まりない選考委員の言動の方が、デザイナー本人よりもよっぽど叩かれてる気がするし、実際そっちの方が問題だと思うのだが
— アオイ模型:砲雷撃戦有明D-051 (@aoi_mokei) 2015, 9月 1
「東京五輪エンブレム変更」のニュースに、おそらく日本中が「遅いわッ」と突っ込みを入れたのではないでしょうか。これも立派な、日本の歴史に残るねつ造事件ですね。原因究明はされないでしょう。
— 上原善広 (@yosihiro96) 2015, 9月 1
まだ何も問題は解決していないのに「もういいでしょ」「集団で一人を過剰に叩くのかっこ悪い」とか言ってる人が多かったせいで、佐野みたいなのが今までのさばってきたんじゃないですかね?
「集団で圧力をかける日本人の〜」というより「なあなあで済ませようとする日本人の〜」指摘のほうが適切では
— トロツキスト反革命太郎先輩@走資派 (@neupon08) 2015, 9月 2
佐野研二郎のやってることって、要は佐々木俊尚が推してるキュレーションとやらをデザインの世界でやってるようなもんだから、お仲間は大事にしとこう的な? https://t.co/AcrW8jh74q
— やや日刊カルト新聞 (@daily_cult) 2015, 9月 1
橘川幸夫氏の総括>https://t.co/Ft4SsH0JHc 洗練された意見に頭が下がる。エンブレム中止をポピュリズムだと主張するメディアがあったのには閉口したが、「インターネットを利用する人間にとっての普通の感覚」が佐野研二郎を裁いた。多くの専門家が未だそれを理解してない。
— snakefinger (@ugtk) 2015, 9月 2
五輪エンブレムに関してあれほど佐野氏を擁護していたナガオカケンメイ氏、擁護ツイートを何事もなかったようにシレッと削除。売れる人はこういう割り切りが凄いよね。自分ならテレくさくて出来ないわ。一流はすごい。 pic.twitter.com/Szu0ZUf5OL
— ジェニ (@JennyStepper) 2015, 8月 31
[江川達也]佐野研二郎氏の事務所は「クリエイトする空気」ではなく「コピペする空気」が漂っている(メディアゴン) - Yahoo!ニュース http://t.co/91UKZTKWl8
背景真っ白で文字による説明を敷き詰めたマンガ(クリエイトする空気)
— Erscheinung39 (@Erscheinung35) 2015, 9月 2
コンペ応募者に不信感「佐野氏ありきの選考だった」 http://t.co/RO6E1rF3r9 “佐野氏は「プレゼンがうまい」印象がある。「この30年くらい、デザイナーも、代理店の意のままに動くようになってしまった」” 耳が痛い人多いでしょう。可士和さんとか可士和さんとか。
— マツモト (@matsuwitter) 2015, 9月 2
五輪エンブレム問題で暗澹となるのは、過去の作品もあげつらって叩きまくって、まんいち関係者の死が出る事態になってもとくに誰も気にしない感じがする世間の勢いだな。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2015, 9月 1
その「受賞歴」ですら出来レースそのもので。ある賞での受賞者と審査員の関係が別の賞では審査員と受賞者、というまさに身内のたらいまわしだったのもバレちゃってますねえ。おほほ。 https://t.co/JqwbYP5UPq
— 根本(反プロ臣民) (@croftsnemoto) 2015, 9月 2
「組織委の責任問題が出れば森さんに直結する。競技場に続きエンブレムでも森さんに恥をかかせられないと先送りするうち、今回の事態につながった」いつも諸悪の根源は森喜朗かいな/組織委、佐野氏呼び出し「撤回申し出」引き出し発表 - 社会 http://t.co/bzKplr4uTB
— フジヤマガイチ (@gaitifujiyama) 2015, 9月 2
東浩紀さんなんでこれ消したの
いいこと言ってたのに pic.twitter.com/vIuaLSt3ES
— たんいら (@tairan_snksms) 2015, 9月 1
行け!いまこそカオスラウンジ宣言で佐野氏を援護射撃してやる時だ!アートやデザインを理解しない無教養な平民どもを機銃掃射してやるのだ!!!! http://t.co/ykLanf0aId pic.twitter.com/NUGVIEh35g
— 大澤めぐみ (@kinky12x08) 2015, 9月 1
この問題については、僕も当初からウォッチを続けていたとはいえ、既に語り尽された感もありますが……一応、当ブログでの総括をしておきます。
当ブログが五輪エンブレムの問題を今迄取り上げなかったのは、一つには僕がデザインの知識や経験が無く、全くの素人だったからです。それ故、聞きかじった生半可な知識で下手に言及すると、大火傷を負いかねない危険がありました。魔女狩り的なバッシングが過熱していることもあり、ほとぼりが冷めてから、当ブログで取り上げたいとも考えていました。無論、後出しジャンケンのつもりはありませんが。
ただ、敢えて言うならば、多摩美術大学の広告ポスターの剽窃の件がダメ押しでした。僕もあれで「これは……」と絶句し、佐野研二郎氏が盗用の常習犯だと確信しました。肝心の五輪エンブレムのデザインが盗用だったのか、著作権法的には問題が無かったのかは何とも言えないというか、グレーゾーンだと今でも考えています。白黒について軽々しく断定はできません。しかし、サントリーのトートバッグの件に加え、佐野研二郎氏のそれ以外の仕事で次々と盗用が発覚したのが致命傷になったかと。
それから、佐野研二郎氏の周囲だけでなく、著名なデザイナー及び広告業界関係者らがこぞって擁護し、高まるネット上の批判に対して「素人は黙ってろ!」「素人は口出しするな!」「愚民どもに何が分かるか!」と言わんばかりに上から目線で逆ギレしたのも、結果的に火に油を注ぐどころか、ガソリンをぶちまけて爆弾を投下するに至ったと考えています。業界関係者からの援護射撃は選民意識丸出しで、エリート臭が鼻をつくなど醜悪の極みでした。今にして思うと、日垣センセイや唐沢俊一の盗用問題で業界からの擁護が意外に少なかったのとは対照的でした。
佐野氏らが仲間内で賞及び仕事を回していた疑惑も拍車をかけたでしょう。デザイン業界、広告業界や驚くほど閉鎖的な村社会なのか……。
上記のツイートでも指摘がある通り、この問題は本質的には日垣センセイや上杉隆、唐沢俊一、佐野眞一、田口ランディ、岡田斗司夫などのケースと同様でしょう。「バレなきゃ、犯罪ではない」と言わんばかりに負の成功体験から次第にエスカレートし、最後に自爆。ネット上で過去の仕事も徹底的に検証され、丸裸にされる……という経過も酷似していますから。そう考えると、ある意味、偉大な先行者は「自称」国際ジャーナリストの落合信彦かな。「落合文学」のデタラメぶりを徹底的に暴いた検証本は『落合信彦・最後の真実』(鹿砦社、2001年12月)など何冊か読んだことがあります。
個人的に、今回のエンブレム騒動で一番醜悪だと感じたのが、「自称」社会学者の古市憲寿のテレビ番組での暴言。
古市憲寿氏 オリビエ・ドビ氏を「弱小の人」と批判する一幕 - ライブドアニュース
さらに古市氏は「あと、オリビエ・ドビさんて、そんなに世界的に有名なデザイナーではないですよね?」と、失笑しながら批判を展開し始めた。
古市氏はドビ氏に対して「Twitterもフォロワー数が300人しかいないような『弱小の人』なんですよ。だから、本当に言いがかりだなって思っちゃうんですけどねえ」と、Twitterのフォロワー数を絡めて“言いがかり”と切り捨てた。
ベルギーのデザイナーが裁判に訴えた是非はともかく、古市のメンタリティは、唐沢俊一が盗用の被害者をクレーマー扱いし、嘲笑していた件を連想させます。無名のデザイナーなら、著名人に自己の正当な権利を踏みにじられても黙っていろ!と言わんばかりで。この人達は、自分が同じようなことをされてもヘラヘラ笑っていられるのか……。
どのような事情であれ、個人的にはあのクソダサい五輪エンブレムが見直しになるのは歓迎しますが……佐野研二郎氏や同氏の取り巻きに対する批判、抗議、検証の類は法の範囲内でやるべきでしょう。無関係な家族への個人攻撃、プライバシー暴きなどはあってはならないことです。思わぬ風評被害も起きていますから。
●当ブログ管理人、日垣隆検証を再び語る。
前回のエントリーに続いて、今回は日垣隆検証の舞台裏、こぼれ話なども徒然と語っていきます。
上記でも触れましたが、僕が欠かさずチェックするなど最大の情報源にしているのは、2ちゃんねるの日垣隆スレにある無数の日垣ウォッチャーの方々の貴重な書き込みです。検証を始めるまでは2ちゃんねる自体も覗いたことは殆ど無く、書き込みの経験は皆無でした。現在も、2ちゃんねるの日垣隆スレは閲覧のみで、その他の板も含めて書き込んだことは一度もありません。
とはいえ、当ブログでの日垣検証そのものは、ネットの中古書店で日垣センセイの著作、関連書籍を入手し、最寄りの公立図書館に足繁く通って資料を収集するなど、地道な作業の連続です。ネットの中古書店を利用しているのは、今や日垣センセイの著作の殆どが絶版になっている事情もあります。稀にタレコミのメールが届くことがありますが。日垣検証は宝探しとか、難易度の高いゲームの謎解きをしてワクワク感や爽快感に浸るものでもありません。どちらかと言えば、地中深くに埋もれた地雷及び不発弾を発見し、撤去していく作業に近いでしょうか。無論、それなりに達成感はありますが。
資料の収集で最も便利かつ頼りになるのは、国立国会図書館です。ここに行けば、ネットの中古書店でも入手困難な週刊誌、マイナーな月刊誌のバックナンバーもほぼ全て所蔵されており、無料での閲覧及びコピーが可能です。但し、東京に本館があるため、地方在住者の僕はそう頻繁に通うことができません。時間はともかく、往復の交通費だけでも馬鹿になりませんので。大宅壮一文庫は学生時代、調べ物をするために一度だけ利用したことがあります。
実は最近、日垣検証が滞りがちなのも、必要な資料が不足しているからです。地元の公立図書館は、『エコノミスト』(毎日新聞社)などのバックナンバーは全て揃っているものの、それ以外の週刊誌、例えば『週刊金曜日』(金曜日)などのバックナンバーは数年分しか所蔵されていません。『創』(創出版)などのマイナーな月刊誌に至っては、バックナンバーが揃っていない場合も多々あります。ネット環境さえあれば、ブログという自分のメディアが無料で持てる時代になったとはいえ、情報収集という点では、地方在住者は首都圏在住者よりも依然として不利な側面が……。
閑話休題。日垣センセイの脳内では、僕は「町山軍団」の一員で、町山さん御本人から具体的に指示を受けて組織的に動いているとか、熱狂的な信奉者であるかのように認定されている可能性があります。しかし、僕は町山さんの信者でも信奉者でも関係者でもありません。言うまでもなく、「町山軍団」の一員でもありません。町山さんには日垣センセイ同様、まだ一度も会ったことがないです。メールのやりとりをしたことも一切ありません。というか、実は未だに町山さんの著作は一冊も持っていないし、殆ど読んだことがありません。町山さんの盟友で、特殊翻訳家の柳下毅一郎さんの本は『皆殺し映画通信』(カンゼン)を楽しく拝読した経験がありますが。とりあえず、日垣検証が正式に終了したら、『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)』(洋泉社) を購読しようかと考えています。
そう言えば、前回のエントリーでも書ききれなかったのですが、僕が日垣検証を始めようとしたのは、4年前、日垣センセイの町山さんに対する卑劣極まりないヘイトスピーチに大きな衝撃を受けたのも動機の一つです。僕は日垣センセイの思想信条には無関心ですが、レイシズムの発露は容認できません。ネトウヨや在特会などのヘイトスピーチに対して口を極めて非難しながら、お友達の日垣センセイは平然と黙認している有田芳生氏、藤井誠二、柳美里などにも愕然とした覚えがあります。これこそ他人に厳しく、お友達には大甘な二重基準ではないかと。このような悪しき馴れ合いこそ、唾棄すべきではないでしょうか。
それから、僕は日垣センセイには自殺して欲しくはありません。自殺したところで、日垣センセイが引き起こしてきた諸問題は、何一つ解決しませんから。例え日垣センセイが自殺しても、当ブログは検証を辞めるつもりは毛頭ありません。
まあ、僕としては、日垣センセイが散々迷惑を掛けてきた被害者に謝罪して著作の間違い等を訂正し、きちんと反省して心を入れ替えて、いい仕事をしてくれるのであれば、それに越したことはないのですが。そうなる可能性が限りなくゼロに近いため、今後も業界から徹底的に干され続けるのは当然だと考えています。
当ブログが日垣センセイに影響を与えているか否かは、前回のエントリーでも書きましたが、直接の影響は微々たるものでしょう。しかし、日垣センセイの周囲には若干ですが、間接的な影響を及ぼしていると推測します。例えば、日垣センセイの代表作『少年リンチ殺人ームカついたから、やっただけー《増補改訂版》』(新潮文庫、平成22年2月1日発行)が突如絶版になったのも、版元の新潮社が日垣センセイの「弟の死」に関する新聞記事及び判決文に気付いたことが発端となっている可能性が高いからです*1。
これは同人誌の検証本にも書きましたが、『少年リンチ殺人ームカついたから、やっただけー《増補改訂版》』が事実上の絶版になった直後、僕が新潮社に直接電話して担当の方に確認したところ、その方は当ブログなどネット上に上記の新聞記事及び判決文がアップされていることを新潮社も把握していると認めていました。それ以外の質問は、奥歯に物が挟まるような言い方で、回答を拒否されましたが。
『少年リンチ殺人ームカついたから、やっただけー《増補改訂版》』が事実上の絶版となり、kindleなどの電子書籍化も見送られている経緯からすると、新潮社も流石にこれはまずい、と後ろめたさがあるのでしょう。稀代の事故本たる『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、平成18年11月1日発行)のkindle版は、しれっと出しているにも関わらず。新潮社も『そして殺人者は野に放たれる』はお手盛りで第三回新潮ドキュメント賞を授賞させている以上、完全に葬り去って「無かった」ことにするのはできないのかな。
いずれにせよ、2ちゃんねる日垣隆スレの発掘スクープを当ブログが結果的に下支えしていることが、新潮社への電話取材で明らかになっています。これは僕の功績ではありませんが。
長々と駄文を書き連ねてきましたが、今後とも当ブログをご愛顧いただきますよう、改めてお願い申し上げます。
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