KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

夢見るままに待ちいたり−検証・日垣隆「前職の謎」

・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。
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kafkaesque1924@gmail.com


・日垣センセイのFacebook投稿から*1

日垣隆 

身近なひとに、直したほうが良いことがあっても、面と向かって言ってあげる日本人は非常に少ない。それは優しさではなく、無関心。
本音でマイナス面も指摘してくれる仕事仲間や友人や家族は、とてつもなく大きな財産ーーまたは本物の人望。
そういうひとたちを持たないと、堕ちてゆくしかない。

毎度お馴染みの「お前が言うな」「どのツラ下げて……」なブーメラン発言。裸の王様ぶりを発揮していますね。


日垣隆の前職

日垣センセイは1987年頃にライターデビューしていますが*2、前職についても複数の著作で書いています*3。それによると、日垣センセイは1985年〜1986年頃まで銀河書房という地元・長野市にある社員15名程の出版社に勤務していたようです。尚、銀河書房は2001年4月頃に営業停止に追い込まれたらしく、現在は事実上倒産しています*4

銀河書房での勤務時代、具体的に日垣センセイがどのような業務を担当していたのか。日垣センセイ自身は以下のように書いています。

私の手売りの原体現は、出版社に勤めていたサラリーマン編集者時代に遡ります。小さな出版社だったので、編集、営業、経理、搬送と何でも自分でやりました。そして、「放っておいたらいかに本が売れないか」も、身をもって体験した。

私が編集した『保健室からのメッセージ』という本がありました。学校の保健室の先生20名ほどに共同執筆してもらった専門書です。

それまで保健室の先生といえば「傷口にヨードチンキを塗ってくれる人」というだけの存在だったのですが、この本では「不定愁訴を訴えてくる子どもにどう対処すればいいか」等の問題に、つっこんで執筆してもらいました。

これを、保健室の先生たちが集う全国大会などに持ち込んで手売りする。執筆者の先生も仲間たちに積極的に声をかけてくれ、飛ぶように売れました。本来なら数千部で終わってもおかしくない本に、1万部単位で増刷がかかった。

地方出版社としては、とても衝撃的な売れ方でした。そして私はいくつかのことに気がついたのです。

日垣隆電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』(講談社、2011年4月28日第1刷発行)P42


念のため、こだまの会『保健室からのメッセージ』(1985年12月15日第1刷発行)の原本を当たってみたところ、巻末の「あとがき」*5に次のような記述がありました*6

予定日が遅れてでもその章を書き上げることを優先することにして、編集の日垣さんも交えての話し合いが何度も繰り返されました。
P317

また、数えきれないほどの打ち合わせにも常に顔を出され、様々なアドバイスをして下さった銀河書房の日垣隆さん、本当にお世話になりました。サークルを代表して、改めて御礼申し上げます。
P321〜322

こだまの会『保健室からのメッセージ』(銀河書房、1985年12月15日第1刷発行)P317、321〜322


日垣センセイの前職が銀河書房の編集者だったことは、事実と判断して間違いないようです。



日垣センセイの最新インタビュー第2弾。例によってフィリピン英語留学でのトラブルには一言も言及せず……。


ネット上でも話題沸騰中の上田秀明・国連人道人権大使の「シャラップ!」連発発言。日垣センセイを彷彿とさせます。



★参考資料

こだまの会『保健室からのメッセージ』(1985年12月15日第1刷発行)

長野の銀河書房という出版社から1995年に水彩画家の西沢今朝夷(にしざ... - Yahoo!知恵袋

電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。

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*1:日垣隆 身近なひとに、直したほうが良いことがあっても、面と向かって言ってあげる日本人は非常に少ない。それは優しさではなく、無関心。

*2:ランナーズ×ライターズー検証・日垣隆「ライターデビュー年&受賞歴の謎」 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

*3:日垣隆『ご就職ー大倒産時代を生きる知恵』(郷土出版社、1998年5月26日初版発行)P4、『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書、2006年11月30日第一刷発行)及び(2008年10月10日第四刷発行)P155〜158、『電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。』(講談社、2011年4月28日第1刷発行)P42

*4:長野の銀河書房という出版社から1995年に水彩画家の西沢今朝夷(にしざ... - Yahoo!知恵袋

*5:執筆者は、こだまの会代表(当時)の坂口せつ子氏。

*6:こだまの会『保健室からのメッセージ』(銀河書房、1985年12月15日第1刷発行)P317、321〜322