KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

WEB版 BOOK REVIEWS!!−検証・日垣隆の評価(花田紀凱の場合)

・同人誌の既刊本が国立国会図書館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2盗用篇」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

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・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

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kafkaesque1924@gmail.com
※2015/10/010追記:エントリーを更新しました。


日垣隆の評価、花田紀凱の場合

 土井たか子在日認定デマで全面敗訴するなど、ネット上のデマを何の検証もしないまま、平然と垂れ流している月刊誌『WILL』編集長にしてレイシスト花田紀凱

 以前にも少しだけ書きましたが、その花田もまた日垣センセイの信奉者であり、日垣本を賛美する書評をネット上に投稿していました。

偽善系 やつらはヘンだ!の通販/日垣 隆 - 紙の本:honto本の通販ストア

The History God Only Knows −Takashi Higaki's Secret− - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

偽善系 やつらはヘンだ!

何でも学校のせいにするに人権ママ、国民の敵郵便局、傍若無人な携帯電話など小気味いい文章でバッサリ。

正論の通りにくい世の中である。ヘンなことをヘンだと言うのにさえ勇気がいる。怒りも心のうちに留めておかないと、とんだ目に会う。
先日、禁煙の駅のホームで、だらしない服装をした、だらしない態度の高校生5、6人がこれ見よがしにタバコを吸っていた。
こういう時、必ず注意することにしている。「ホームは禁煙だろう」
そう言われると、一応やめる。実はそのへんもちょっと気に入らないのだが、長くなるのでカット。
しかし、その5、6人がなんとなくチラチラとこちらを見ている。体当りでもされて、ホームから転落なんてことになったらかなわないから、ぼくも相手の様子をうかがっていた。すると中のひとりが、
「おい、ガンたれてんじゃねえよ」
ガンをつけるのガン、つまり「眼」とわかるまで数秒かかった。その言葉の汚さ、品のなさに腹が立つより、ゲンナリしてしまった。それ以上、関わりになって刺されでもしたら間尺に合わないから黙っていたけれど。
こんなことを言うのにさえ“勇気”がいるのだから情ない。
この本の著者日垣隆さんくらいハッキリ物が言えたらさぞかし気持がいいだろう。
「うるさいぞ携帯電話」「郵便局は国民の敵だ」「検察審査会は無意味だ」……。タイトルを見ただけでも胸がすく。
ことに第3章「少年にも死刑を」は御自身、仲の良い弟さんを13歳の少年に殺されたという辛い体験を経ているだけに力がこもっている。
日垣さんがまず問題にするのは日本の刑罰の軽さ。
〈一人殺しても求刑は懲役10年、判決はせいぜい7、8年などというのは日本をおいてほかにないだろう。(中略)最新の統計によれば、殺人644人のうち、無期懲役は33人、死刑に至っては3人である。〉
しかも、刑事訴訟法475条で(死刑の執行は判決確定後6ヵ月以内)と定められているにも拘わらずなかなか執行しない。
〈罰則規定がないから違反してもいいというなら、少年法に抵触するマスコミ報道や遺族に対して法務省が戒告する資格などない。〉
日垣さんは次に法曹界の人々の人権人命感覚の鈍麻を問題にする。
シンナー仲間の少年6人が、結婚を間近にした理容師と婚約者を44時間にわたってなぶり殺した「名古屋アベック殺害事件」。
〈担当弁護士はこんなことを臆面もなく言っている。
(死刑は少年の生命自体を奪い去って、人として成長発達する機会を永遠に失わせるものであるから、(中略)犯罪の重大性や悪質さのみを理由に安易に死刑を適用することがあってはならない。)〉
殺された若い二人が「永遠に失った人として成長発達する機会」をこの弁護士はどう考えているのだろうか。
少年法を考えるうえで必読の1冊。 (bk1ブックナビゲーター:花田紀凱/編集者 2000.10.18)

 花田が日垣センセイの弟さんの死因に関する嘘八百を鵜呑みにして、「ことに第3章「少年にも死刑を」は御自身、仲の良い弟さんを13歳の少年に殺されたという辛い体験を経ているだけに力がこもっている。」と日垣センセイを持ち上げている個所など、花田のメディアリテラシーが如何に貧弱であるかを雄弁に物語っています。とどのつまり、この頃から何も変わっていないというか、流石は土井たか子在日認定デマで全面敗訴しただけのことはあります。他人の出自を捏造してまで誹謗中傷し、ヘイトスピーチのお先棒を担ぐレイシストぶりといい、ある意味、花田は日垣センセイの同類です。類は友を呼ぶと言いますか……。

[日垣隆「弟の死」]記事一覧 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 実際、花田は『WILL』の創刊号から日垣センセイを連載に起用し、『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書)で盗用が発覚して2007年末、自主的に降板するまで続けさせました。その後も日垣センセイと渡部昇一との対談をセットし、デマ捏造疑惑が燻る足利事件のレポートを掲載するなど、少なくとも2009年8月前後までは蜜月関係にありました。花田は、日垣センセイの商業媒体での最後の連載となった『週刊現代』(講談社)誌上のコラム「なんなんだこの空気はーメディア考現学」も「痛快!」と褒めちぎっていたという情報があります*1。文芸評論家の福田和也坪内祐三両氏でさえ、口を極めて酷評していたあの駄文コラムまで絶賛するなど、花田は頭がおかしいのではないでしょうか。花田と日垣センセイは常識と日本語が(悪い意味で)通じない日本人同士、お似合いの編集者とライターと言って過言ではありません。

 とはいえ、こうして日垣センセイが花田を始めとする編集者たちから、ある時期まで重用され続けていた事実を鑑みると、案外、日垣センセイは編集者たちにとって使い勝手のいいライターだった可能性があります。同業者とのトラブルが異常なまでに多い日垣センセイですが、編集者にとっては御しやすかったのではないかと。まあ、幼稚で人一倍自己愛が強い日垣センセイですから、豚もおだてりゃ木に登るで、編集者が最初から仕事の企画なり方向性を決めるなどして予めお膳立すれば、やっつけ仕事であれ、成し遂げることができたのでしょう。SNSを始めてから発覚した稀に見る悪文、誤字脱字の多さも編集者が日垣センセイの原稿を赤ペンで添削し、推敲を促せばいいだけでした。無論、編集者のチェックでさえ、日垣センセイの詐術を完全に看破することはできなかったようですが。日垣センセイのペンの暴力による被害者たちの場合、「抗議」の類はともかく、同業者は「言論による批判には、言論で応えるべきだ!」という大原則に呪縛され、まず裁判に訴えることはありませんから、編集者にとっても訴訟リスクは低かったでしょう。正式な抗議があったとしても、出版社お抱えの弁護士に任せて、合法的に封殺すれば良かっただけの話ですから。

 事実、日垣センセイは月刊誌『諸君!』(文藝春秋)に発表した「人物鑑定 佐高信とは何者か」(同誌2000年10月号)という評論家の佐高信氏を槍玉に挙げた論評(佐高氏から圧力を受けた!と例によって例のごとく「批判」の根拠を捏造している疑惑がある)で、「第7回(2001年度)編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞」を受賞しています。当時は編集者たちの間でも、日垣センセイは高い評価を受けていました。

ランナーズ×ライターズー検証・日垣隆「ライターデビュー年&受賞歴の謎」 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

[日垣隆vs佐高信]記事一覧 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 ある意味、編集者たちが防波堤なり、ストッパーとして機能していたのですが、それをいいことに日垣センセイはさらに増長して暴走し、遂には大惨事を引き起こすに至ったのが映画評論家の町山智浩さんとの対決で見せた狂乱ぶりでしょう。あれは日垣センセイの病的なトラブルメーカーぶりを猛獣使いよろしく、面白がって煽り続けて起用してきた編集者たちによる日垣問題の総決算だったとも言えます。別の言い方をすれば、日垣センセイは最初から壊れかけた爆弾でしたが、壊れっぷりを悪ふざけでいじくり回した挙句、大爆発を起こしてしまったのが歴代の担当編集者たちの功罪でした。商業ライターとしての日垣センセイを生かすも殺すも、編集者次第だった一面もありますから。

 いずれにせよ、花田といい、無軌道な暴言吐きで常軌を逸した日垣センセイを「いい加減にしないか!」と窘めるどころか、「万事、洒落なんだから、本気になりなさんな」と言わんばかりに便乗し、悪ふざけを続けて多くの人に迷惑を掛けた編集者たちは、社会的責任を取るべきでしょう。日垣センセイが過去の人になったからと全て「無かったこと」にするのは、厚顔無恥も甚だしいです。日垣センセイが「裸の王様」になってしまったのは信者だけでなく、取り巻きの編集者たちにも責任がありますから。


 高津カリノ先生の公式HP「うろんなページ」で連載されていた時から、『WEB版 WORKING!! 』の愛読者です。個人的には、足立&村主のカップルがお気に入り。アニメで村主さんの「笑顔」が是非とも観たいです。





★参考資料

花田紀凱さんのレビュー一覧 - honto

土井たか子・朝鮮半島出身在日李高順説 花岡信昭裁判と加賀孝英 - 知識連鎖

https://hiwihhi.com/masayoshih/status/115708830209425409

編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞 - Wikipedia

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