KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

DARKER THAN DARKNESS1977.1.22ー検証・日垣隆「弟の死」の真相(補論A)

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日垣隆の両親が、日垣の弟さんの死に関して起こした民事訴訟の判決を報じる新聞記事

前々回のエントリーにて、日垣センセイの御両親が日垣の弟さんの死に関して起こした裁判の判決文を全文載せました。

その後、本年9月8日に再び大きな動きがありました。2ちゃんねる日垣隆スレッド【ガリレオ・ガリレオ】日垣隆★96【教皇避暑中】スレッド61に「ID: kZ1+rSxL」の方が、裁判の判決を報じる当時の新聞記事のスキャン画像を投稿して下さったのです(「ID: kZ1+rSxL」さん、ありがとうございます)。


http://i50.tinypic.com/20uodo8.jpg

http://i48.tinypic.com/3129sw8.jpg


上記のURLのスキャン画像からは、日垣センセイの地元紙である信濃毎日新聞の昭和52年(1977年)1月22日付の朝刊の記事であることが分かります。以下は、その全文の引用です。


※前々回のエントリーに載せた判決文は、事件関係者存命などの可能性を考慮し、一部の人名を部分的に伏せ字で表記していました。従って、判決の原文では明記されていた日垣センセイの母親の名前も敢えて伏せ字にしていました。しかし、本記事の信憑性を皆さんに判断してもらうためにここで明かしますが、母親の名前は日垣寿三子です。名前は、判決の全文を所収した『判例時報№867』(発行・判例時報社、発売・日本評論社、昭和52年12月21日号)P100〜108のうちP100に「当事者 原告 日垣寿三子」ともう一人の原告である父親の名前(日垣秀雄)と共に明記されています。

学校登山の中学生死亡

長野市側が敗訴

地裁が賠償支払い命令


さる四十八年、長野市内の中学校の集団登山で、生徒の一人が、宿泊した旅館の除雪溝に転落し死亡した事故で、その両親が「事故がないよう指導、監督すべき学校と市側がその義務を怠った」とし、長野市を相手取って起こしていた、損害賠償請求訴訟の判決が二十一日、長野地裁で言い渡され、永井紀昭裁判官は、原告側の主張をほぼ認め、市側に六百八十五万円余りの賠償金支払いを命じた。判決の中では、事前調査の不備や、事故当夜、事故防止措置を怠った教職員の過失が指摘された。

市側は、この判決を受け入れる方針だが、県下では学校教育の過程で起きた事故に対する補償制度が十分に確立されておらず、学校行事における教職員やそれを監視する行政のあり方も含めて、この裁判を契機に再検討を迫られそうだ。

訴えていたのは、長野市若槻団地、高校教員日垣秀雄さん(五一)と寿三子さん(四八)夫妻。

訴えによると、日垣さんの三男明君は、市立北部中学校一年生だった四十八年七月十九日、同校一年生二百二十人で白根・岩菅へ集団登山した際、山ノ内町発哺温泉の旅館に宿泊。この夜、明君らは旅館の前庭でクラスごとに分散、花火などのレクリエーションを行ったあと、友人と後かたづけ作業をしていたところ、旅館の軒下にある幅二・二メートル、奥行き〇・六メートル、深さ四メートルのコンクリート製の除雪溝に転落。病院で手当てを受けたが、頭の骨を折って四日後に死亡した。

この除雪溝は、旅館の窓ぎわにあり、庭の方から旅館へ入る場合、昼間ならすぐに発見できるが、夜は庭つづきに見え、その存在が確認しにくかったという。

このため、日垣さんらは「集団登山は学校教育の正課であり、学校の教職員らは生徒らが立ち寄る場所に危険があるかどうか、十分な下見をして生徒に指示説明をする義務があった。また市教育委員会も教職員らを指導、監視すべき立場にあったにもかかわらず、これを怠ったため、事故が起きた」ーとし、市側に逸失利益、慰謝料など千四百四十三万円余りの支払いを求めていた。

日垣夫妻はこの事故で、五十年一月、長野簡裁に調停を申し立てたが、市側に誠意が見られないと判断、調停手続きを打ち切って本訴訟に持ち込んだ。また旅館側からは慰謝料として六百五十万円が支払われている。

これに対し市側は、除雪溝があったことを知らず、生徒に説明しなかった点は認めたものの、「旅館の管理者から事前に除雪溝の存在についての説明がなく、教師らの過失とはならない。訴訟以前の調停の際、原告が市側からの見舞金支払いを拒否した」などと争っていた。

判決の中で永井裁判官は、事故原因について、生徒にも過失はあったが、学校側も慎重な下見調査をして危険個所を事前には(原文ママ)握し生徒に伝えるべきだった、などと学校側の過失を指摘した。

この判決に対して、長野市側は、原告の不満がなければ全面的に受けいれる方針だ。森次男同市教育次長は「お気の毒な事故だったが、これによって、大切な生徒の学校行事や特別活動を縮小することは考えていない。今後は、いっそう慎重な下調べや注意をはらって、再びこのような事故を起こさないようにしたい」と話している。

この結果について、原告弁護人は「賠償金額は算定方式が異なっただけで主張はほぼ認められた」としている。しかし日垣夫妻は、学校事故の補償制度が不備な現状や、こうした事故に対する責任を回避しようとする態度をとっていた当時の教職員や市側に対する“告発”の意味も含め、訴訟を起こした、としているだけに、「結果的に賠償だけの話になってしまったのは残念だ。自分自身も教員なので学校行事のあり方に対する反省とともに、事故の補償制度を確立するよう努めたい」と、話していた。

信濃毎日新聞』(昭和52年1月22日朝刊第一社会面)


この記事を読んでも、やはり日垣センセイの弟さんの死は「不幸な事故」以外の何物でもないでしょう。何処が「他殺」なのやら……。

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