KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

この素晴らしい売上に祝福を!ー日垣隆の4年半ぶりの新刊『脳梗塞日誌』(大和書房)について

・同人誌の既刊本が国立国会図書館東京本館及び京都府関西館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2 盗用篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本vol.3 雑誌・書籍篇」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

・同人ダウンロードショップのDLsite.comにて、同人誌の既刊「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」及び「猪瀬直樹検証本 作家篇」電子書籍が販売中です。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

 ファイル形式はPDFファイル、価格は「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」が1,512円。「猪瀬直樹検証本 作家篇」が1,080円です。


・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com


日垣隆の4年半ぶりの紙の新刊『脳梗塞日誌』(大和書房)

 ツイッターでも速報しましたが、日垣センセイの約4年半ぶりの紙の新刊『脳梗塞日誌』(大和書房)が、今月21日頃に発売されるようです。

 価格は税込で1,512円。頁数は280頁。版元は『知的ストレッチ入門-すいすい読める書けるアイデアが出る』(大和書房、2006年10月5日第1刷発行)、『ラクをしないと成果は出ない』(大和書房、2008年5月30日第1刷発行)などで付き合いのあった中堅出版社の大和書房。内容は単行本のための新規書き下ろしではなく、有料メルマガ「ガッキィファイター」で現在も連載中の虚実ないまぜの脳梗塞(?)の闘病記をまとめたものらしいです。てっきり、kindle等の電子書籍で出すと予想していましたが。恐らく、日垣センセイは「脳梗塞の闘病記なら、需要がある!」と見込んで、旧知の編集者に売り込みをかけて仕事にありついたようですが、講談社文藝春秋、新潮社などの大手出版社からは断られたのでしょうか。内容が内容なだけに。日垣センセイの似非闘病記、通常ならば刊行に当たって、大幅な添削、修正を編集者から要求されてもおかしくない代物ですが、大和書房はほぼノーチェックで出しそうな予感がします。というか、本当にあの内容で出すのか。

 既にいくつかのネット書店にて予約が始まっていますが、現時点では大和書房の新刊案内のページでは正式な告知は無く、日垣センセイの公式サイト「ガッキィファイター」はおろか、有料メルマガ等でも何のアナウンスもありません。

http://www.amazon.co.jp/%E8%84%B3%E6%A2%97%E5%A1%9E%E6%97%A5%E8%AA%8C-%E6%97%A5%E5%9E%A3-%E9%9A%86/dp/4479795235
楽天ブックス: 脳梗塞日誌 - 病棟から発信!涙と笑いとリハビリの100日間 - 日垣隆 - 9784479795230 : 本
脳梗塞日誌 / 日垣 隆【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
本・コミック: 脳梗塞日誌/日垣 隆:オンライン書店Honya Club com

 上記の新刊のキャッチコピーは、「世界でも例を見ない、入院中に書き綴られた脳梗塞患者のリアル手記。――2015年11月、海外で突然脳梗塞に倒れ12月にリハビリ病院に入院。脳梗塞患者の身に起こっていること、リハビリの日々をノンフィクション作家が赤裸々に綴る。衝撃的にして希望の書!」とのことですが、まだ「去年11月に海外で……」とあの設定を続けるのか。というか、2013年5月30日にジャーナリストを正式に引退したのに、肩書ではノンフィクション作家を名乗り続けているとは。

ノーマネー・ノーライフ 日垣隆関連情報まとめ(その参) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)
Good-bye, journalist!−日垣隆「ジャーナリスト廃業宣言」 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 それにしても、久々の新刊とはいえ、信者以外で有難がって購読する奇特な読者が、何処までいるのやら見当もつきません。日垣センセイの脳梗塞云々を信じてエールを送っていた猪瀬直樹勝谷誠彦氏など旧知の友人知己は購読する可能性はありますが。帯に推薦文が付くとしたら、誰が書くのでしょうか。運が良ければ、新聞・雑誌の書評欄でも好意的に取り上げられ、テレビのワイドショーなどでも話題になる展開も僅かながらあり得ます。それでも初版でせいぜい5千部前後でしょうか。まあ、脳梗塞闘病記には、一定の需要があることは認めますが。大和書房は全国紙での新聞広告なども大きく打つほうですから、そこそこ売れる可能性もあります。日垣センセイも今度の新刊の売れ行き次第で、ライターとして業界への本格的な復帰を目論んでいるでしょうが。最も、Amazon 売れ筋ランキングでは現時点で26〜27万位と低調であり、せいぜい1、2冊程度しか購入の予約が入っていないようです。

 日垣センセイも新刊及びメルマガのプロモーションも兼ねてか、アメブロ『脳梗塞闘病記』なるブログを開設し、メルマガの闘病記連載の冒頭部分を転載しています。同ブログ下部の「つづきはこちら」からで、公式サイト「ガッキィファイター」にリンクしているのがミソでしょう。同ブログ内の「ランキング」を見ても、アクセス数に乏しく、あまり注目されていないようですが。ここでは「2015年11月25日、滞在中のグアムで脳梗塞に襲われた」という設定になっているようです。

 アメブロプロフィールでの自己紹介も以下の通りです。

著者プロフィール: 日垣隆(作家)

 2015年11月25日、ゴルフやランニングと仕事を兼ねて滞在していたグアムで突然、脳梗塞に襲われ、入院。1週間後日本の病院へ移る。
 半身麻痺や言語機能に障害が出る重篤な症状に見舞われ、医師や言語療法士から「文章を書けるようになるとは考えないでください」と宣告されるも、発症24日目で文章をアウトプット。それ以降、脳梗塞闘病記をはじめ、時事コラムや欧米テレビドラマガイド、社説などテーマが多岐に亘る文章を書き続けている。

 リハビリでの体験や療法士のアドバイスに加え、自身で専門書を調べさらに改良することで、回復の成果を引き上げ、病院のシステムについても当事者として疑問を提示。個人的にできることから改善を進めている。

 1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。
『「松代大本営」の真実』(講談社新書)『それは違う! 』(文春文庫)『偽善系』(文春文庫)『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫)『世間のウソ』(新潮新書)『父親のすすめ』(文春新書)『知的ストレッチ入門』(新潮文庫)『情報への作法』(講談社α文庫)『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)『つながる読書術』(講談社新書)など著作多数。

公式メルマガ「ガッキィファイター」
サイト gfcenter@gfighter.net

 実際には、日垣センセイはアメブロにブログを開設したことも、殆ど告知していません。単なる備忘録として使っている可能性もありますが。

 当ブログでの日垣検証は、今月で正式に終了する予定でしたが……実のところ、ここ最近はモチベーションの低下ぶりがとりわけ酷く、更新するのが段々と億劫になっているのが実状です。予定していた当ブログ版の「日垣隆年表」も、既に簡易版を作成しているので、もう充分かなあ、などと最近は考えています。日垣センセイの今度の新刊もベストセラーになった場合はともかく、全く売れないで殆ど誰からも相手にされず、業界でも完全無視されるようなら、敢えて当ブログでわざわざ検証する必要もあるのかと。 
 
 いずれにせよ、当ブログでの日垣検証の締めくくりとして、予定を変更して今月21日頃に発売予定の新刊『脳梗塞日誌』(大和書房)を取り上げるか否かは今後の検討事項ですが……検証のためとはいえ、新刊で購入して日垣センセイに印税収入をもたらすのも癪だなあ。どうするかは未定です。日垣センセイとしては、起死回生の大作というか、文字通り最後の著作になりそうですが。



★参考文献

脳梗塞闘病記