KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

Dimension H 日垣隆関連情報まとめ(その四)

・同人誌の既刊本が国立国会図書館東京本館及び京都府関西館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2 盗用篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本vol.3 雑誌・書籍篇」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

・同人ダウンロードショップのDLsite.comにて、同人誌の既刊「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」及び「猪瀬直樹検証本 作家篇」電子書籍が販売中です。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

 ファイル形式はPDFファイル、価格は「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」が1,512円。「猪瀬直樹検証本 作家篇」が1,080円です。


・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com


・日垣センセイがホリエモンこと堀江貴文氏と「堀江貴文ブログでは言えないチャンネル」内のニコ生放送『日垣隆×堀江貴文〜新しい働き方〜』にて、再び対談するそうです。日時は明後日の13:00〜15:30。


 前回のニコ生対談も検証のために有料チャンネルに加入し、一部始終を視聴しましたが……想像以上にお寒い内容で、時間と費用と労力の壮大な無駄遣いに終わりました。いや、堀江氏はともかく、日垣センセイの卑屈な愛想笑いを浮かべている不真面目な態度、荒唐無稽な妄言のオンパレード、ボソボソ聞き取りにくい喋り方からして、徹夜以上の苦痛でしたから。今回はどうしようかなあ。前回と同等か、それ以上に酷い内容の対談を約二時間半も視聴するのは、考えるだけで気が滅入ります。前回は日垣センセイの発言の文字起こしだけでも、面倒臭くて一苦労でした。

Is the order a gakky fighter?ー検証・ニコ生放送『日垣隆×堀江貴文 居酒屋ホリエモンチャンネル〜メディアビジネス編〜』 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 日垣センセイは去年11月末に脳梗塞(?)で倒れて入院していたという病み上がりの設定ですが、百億歩譲って事実ならば、そもそも対談できるほど回復しているのか。脳梗塞だとしても、症状は極めて軽微な可能性はあります。詐病疑惑は依然として燻っています。今回の対談を通して、これみよがしに奇跡の回復ぶりとやらを公の場でアピールし、堀江氏と意気投合しそうな予感が。日垣センセイが堀江氏と再対談するところを見ると、堀江氏から気に入られたみたいですから。

 ともあれ、今回の対談を当ブログで取りげるか否かについて、現時点では検討事項ということで、ご了承下さい。どうにも気が進まないですから……。

 尚、この公開対談は日垣センセイが堀江氏をゲストに呼んで開催する予定の有料メルマガ「ガッキィファイター」購読者(クレド会員?)限定のイベントを中継するものらしいです。日垣センセイの公式サイトのイベント案内ページにある日程と重複していますので。どうせまた後で音声CDとかDVDとか出して、信者たちにお布施の代わりに購入させようと画策しているのでしょう。まるでマルチ商法まがいです。


・日垣センセイの有料メルマガ「ガッキィファイター」(2016年2月14日号)及びツイートから。

「ガッキィファイター」2016年2月14日号
                          通巻 第538号

■目次■
□母上様へ


■■母上様へ■■

 ごめんなさい。

 毎月1度は手紙をもらいながら、11月末から今まで返事を差し上げられませんでした。

 僕は、兄貴とアッちゃんを、親不孝者だと思ってきました。本人たちに責任は全くありま
せんが、親に先立つことほど、切ないことはありません。

 亡き父とともに、母上様の終わりなき哀しみは、子どもの僕にすら想像を絶するものでし
た。アッちゃんが殺されたのは、中学1年生のとき。あの事件から2年後、兄ちゃんは発狂
したのでした。

 高3のとき、ふたりの分を生きると誓いました。僕はビリヤードで世界一をめざしてい
ましたが、アッちゃんは医者に、兄ちゃんは弁護士を希望していたので、僕は法曹資格をと
ってから、すぐに医学部へ学士入学して医師にもなる予定を立てましたね。ずっと理系だっ
たので、医学部より法学部のほうが僕には難関でした。

 家族の死や破滅は、重かった。とても重い。

 僕は自分勝手な親孝行をしてきたつもりです。危ないところにもたくさん行きながら、必
ず帰ってきました。誰の目からも親不孝に見えたでしょう。しかし、心配のタネであり続け
た僕は、なかなかいい線をいっていましたよね。違いますかね。うん。違うかも。

 ごめんなさい。しばらく手紙を読めなかったのも、返事をできなかったのも、本物の親不
孝が理由です。最初の2週間の、全身が麻痺しているなかで、早く死ねばよかった。何が起
きているのかも、分かりませんでした。

 母様は、いつも元気です。要介護が1になったと悔しそうでした。
 1よりも数十倍は重い要介護3を、息子は認定されてしまいました。ごめんね。

 昨年11月25日に死ななかったのが奇跡のような重篤な脳梗塞でした。隠し通すことも
考えましたよ。浮気がバレても押し通せと――。

 何の話ですか。母さんも、おじおばたちと同じく、まだ神のお召しがしばらくありそうも
ないですね。手紙爆弾は、量は大したことはないのに、何かを気づいていそうで、病室で封
を開けられませんでした。

 ごめんね。
 今も手足が麻痺しています。
 ごめんね。
 でも、父さんと母さんの子だから、決めたことは最後までやり通します。

 毎日のリハビリは確実に効果を生んでいます。母上。でもね、苦しいです。こんなに苦し
いとは思いませんでした。苦しいよ。苦しい。友人たちには見栄をはって、他の患者の何十
倍も努力しているつもりですが、本当は死にたい。

 ごめんね。やっちゃいました。親不孝の報告、ありえないことです。

 母上様。いつまでもお元気で――などという大嘘は申し上げません。この闘病を支えてく
れている魂は、父さんと母さんの贈り物です。

 あと2カ月が山です。
 おふたりの子であることを誇りに思ってもらえるように、立派に闘ってみせます。

 待っていてくださいませんか。

                 敬具

 日垣 隆

 前回のエントリーでも触れましたが、相変わらず日垣センセイは、実母を存命だった設定に変更した上で、薄気味悪いお涙頂戴の臭気が漂う駄文をメルマガで発表しています。「アッちゃん」とは、13歳で学校事故のために不慮の死を遂げた日垣センセイの弟さんの日垣明さんのことでしょう。それにしても、未だに弟さんの死因を「弟は少年事件で殺された!」と言わんばかりに捏造しているとは*1。以前から「母危篤!」という情報(?)をチラつかせていたとはいえ、今更こんな空々しい自己憐憫に満ち満ちた文面を延々と読まされて、「馬鹿々々しい!」と解約に踏み切るメルマガ購読者もいるのでは……などと邪推したくなります。肉親を憐れむ不幸な自分をどうか憐れんで欲しい、という願望が見え見えですから。今や日垣センセイのメルマガを購読しているのは、単に惰性で取り続けているのか、ヲチ目的なのか。岡田斗司夫のように何もかも分かった上で、確信犯として取り続けているのか。或いは勝谷誠彦氏のようにググろうともしない情報弱者なのか。いずれかのパターンでしょう。ヲチ目的の方には、頭が下がりますが。

 日垣センセイの上記のメルマガ及びツイートに対しては、ツイッターでも突っ込みが殺到していました。



 伊達邦彦さんも指摘していますが、日垣センセイが実母の生死を弄んでメルマガのネタにしているのは、死者をも侮辱する悪名高い霊言シリーズなどを大量生産している幸福の科学総裁の大川隆法こと中川隆にそっくりです。日垣センセイは、罰当たりも甚だしいですね。


・日垣センセイの有料メルマガ「ガッキィファイター」(2016年2月19日号)から。

「ガッキィファイター」2016年2月19日号
                          通巻 第539-1号

■目次■
□社説□
 ◆悪しき権力と同じムジナにならぬために。または世の中を変えるということ。
□今週のコメント□
 ◆離婚女性の即再婚容認は嘘



■■社説■■

★悪しき権力と同じムジナにならぬために。または世の中を変えるということ。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 次女の例から始めたい。
 識者といわれる人々が、ほぼ例外なく机上の空論を弄(もてあそ)ぶイデオロギーに私が
与(くみ)しないのは、美学的見地のほかに、自分を棚に上げることをどうしても好めない
ゆえでもある。もちろん、自己を謙遜してみせたり正当化するために、そうするのではない。
自分のできることやできなかったことをオープンにして、にもかかわらず、という立論は大
いにありうる。

『父親のすすめ』(文春新書)では、進路については長女と長男の例にとどまった。出版時
期が次女の受験期ではなかったためだ。言わずもがなだけれども、全テーマを自分に引きつ
けて論じるべきだと妄想しているわけではない。

 その分野なら、瞬速で日本レベルで誰にも負けない、という程度の地位は得るようにした
い。3位くらいまでは許していただきたいかも。言論に責任をもつというのは、そういうこ
とだからである。

 私の次女が高3のときの話。教頭から電話がかかってきた。次女は農業高校の畜産学科
におり――95%の生徒は中学の偏差値ゆえ他に行くところがなくここに来ているのが実態
だけれども、娘が畜産学科と、翌年度から日本でも唯一スタートする大学の動物セラピー学
科を強く希望したにすぎない。皆と同じという思考方法は我が家には馴染まないだけでな
く、偏差値で進路を決めてトクするのは5%くらいだろうとも理解している。

 片道2時間の通学を1度も欠席しなかったことなど、私は子どもたちを心から尊敬して
いるだけでなく、自分の子であることを疑いかけた。そういう意味じゃなくて。私自身は隙
あらばサボっていたので。

職業高校についての専門家は6万人ほど日本にいる。その9割は子育てを経験しながら、
なぜか職業高校に行かせていない者ばかりだ。偶然なのだろう。その畜産学科ありの農業高
校で進路指導を当時していた教諭も、卒業時に告白してくれた。「自分の子はいま中学2年
にいる。大勢と同じように将来の希望があるわけではいから、とりあえず良い偏差値の高校
を、と親としては希望しているものの、もし我が子が本校に行きたいといったら、応えてあ
げられるかどうか非常に悩ましいところ。たぶん無理。お父さんはよく決意されましたね」
だと。

 あほなのかなあ、この人。少なくとも自分の職場が最低であると確信しているだけでなく、
おのれの子と話を深く交わしていない。それでもまあ、くそどものなかでは正直なつもりで
はあるのだろう。子どもが農業高校を志望したら、という前提の話なのであるぞ。応援して
あげるところではないのか?

 まあ、いい。教頭からの電話に戻る。何十回かは校長や教頭や専門教科担任群や担任には
会ってきた。わりと親しいのである。

 教頭の電話は、こういう内容だった。
 この高校から4年制大学に進学できる者は通年、数名程度であり、100年を超える伝統の
なかで国立大学に進学したのは同校のパンフレットによれば、うちの長男1人である――
旧国立大学一期校が良いのかは知らないが農業学部は土地の広さと牧場の維持やら人的パ
ワーが非常に必要なことは確かだけれども、現状では農学部にくる18〜19歳の95%は牛
を触ったこともなく、獣医学部か理学部生物学科あたりの滑り止めになっている。なんなん
だろうね、この超多数派とやらの思考回路は――。

 電話をかけてきている教頭と、横にいる校長は、大学進学者や就職決定者が1人でも多
いこと、つまり数字しか頭にない。次女は、全国で初めて創設される動物セラピー学科を熱
望しているにもかかわらず、「お嬢さんは教授推薦、高校の校長推薦なども得ており(知っ
てるわい。教授推薦は娘と俺がもらいに行ったのであり、校長に頼んだのも同様)、成績も
満点なのだから、確実な畜産学科にまずは行って(よく使われる手だ。彼らが本気でそう信
じ、翌日にはもう忘れているあたりは、脳梗塞発症後しばらくの記憶障害とよく似ている)
その後に転学科することも不可能ではないです(不可能ではない、ね。バカなの?)。
新設のセラピー学科は倍率も読めず危険すぎますから」――と、いかにも高校教師の思考
の限度はその程度という典型例を示した。
 ううむ。ここまで浅薄とは――。

 日本人の根源的問題の一つは、「子どものため」「お前のため」が、大人のためである場合
が、あまりにも多いことであるよなあ。
 保護者(親)が、教育でも奴隷になっている。しばしば会社で、そうなっているようにね。

 もう一言つけ加えなければならない。校長や教頭は、親である私に、自分たちの結論を押
しつけられると思った点も怖ろしい。畜産学科なら確実だから動物セラピー学科を諦めさ
せる、という案だ。数字だけのためね。親はこういう場面で、たいてい学校の脅しに折れるのか?

 私は娘に電話を代わってもらい、「希望は変わっていないの?」と訊いた。泣きながら娘
は、「変わってないから、お願い、助けて」と答えたのである。一貫して迷いはない。

 もちろん一般的に、リスクはある。超底辺校とのレッテルを、教職員自身までが貼ってい
る学校は毎年、半数近い生徒を平気で退学にしてきた。公務員の無能力を示しているにすぎ
ないが、こういうバカらと長く付き合っている暇はない。

 この高校へは、あの大学に畜産学部動物セラピー学科が全国で初めて開設されるから、来
たのである。
 校長や教頭の恐喝によれば、畜産学科は確実だが、新設の動物セラピーは倍率も相当に上
がるから、受けさせるわけにはいかないというハンダンをしている。

 彼らは、確率(倍率)というものの根本を分かっていない。
 この校長や教頭は熱心ではあり、他県の同業者にも当たれるだけ当たって、そういう答え
――新設の動物セラピー学科は倍率が高まるはずだから避けたほうがいい、という結論―
―が間違っていると判断できる進路指導は誰もいなかっただと?
 彼らは全員で正反対の確率計算をしていることになる。そんなバカらに従って、我が子を
路頭に迷わす親たちの気が知れないねえ。

 繰り返すが、このケースは推薦入試である。教師らの安全策なるものを優先させ、平然と
子の夢を奪う――多くの子どもたちは偏差値を気にしても、夢を追っている者は国際的に
も日本は非常に少ない――場合くらい親が子の無条件の応援者にならなくて、いつならで
きるというのだろう。

 私は電話を教頭と校長に順次、再び代わってもらい、「あなた方が助言を求めた他の進路
指導の都道府県を教えてほしい」――8県もあった。なかなか意欲的ではないか、自分の出
世のためには。

 取材業界では、その情報を自ら確認することを、裏をとる、という。8校の農業高校の大
学推薦入試担当に裏をとり、1時間で「やはり」とうい完璧な確信を得た。

 娘は、自分で入試の手続きを1校のみに絞り、試験が済んだ。結果はいうまでもなく、旧
来からある畜産学科(推薦枠)が前年の3倍以上にも達し――多くの進路指導が同じ行動
に出た当然の失敗だ――、多くの優秀な18歳が行き場を失い、2年目から倍率が跳ね上が
る動物セラピー学科は、1年目は受験者が少数精鋭となり、無論すんなり合格した。あたり
まえである。教頭や校長も、お祝いに駆けつけた。本物のアレなのかな。かわいいものであ
る。私がいいたいことは、我が子の夢をぶち壊さず――いまは会社をつくり、その夢を実現
している――、かつ教師たちのプライドも守ってやる方法は必ずある、という思考と実践の
王道についてだ。

 このような場合、教頭や校長や進路主事などの一部かほとんどかは皆様の体験知にお任
せするが、そのようなデータは専門家には必要でも、我が子が20%か80%の外れなら、外
れなのであると前提して臨むほかない。プロかつヒューマンな職業人は明らかに激減して
いる。教師の権威が下がっていることにも、気づいていないか、危機意識だけ論じ合って何
もしないか。怖ろしい思考回路だよなあ。

 ここでは教頭などを例に取り上げだが、彼らは入学許可や評価や退学や進学について、権
力を持っている。そこを見誤った戦術は無効だ。たとえば先ほどの例で、望まない進路を強
制されていることにさえ気づきさえせず、親までが彼らの共犯になり、そのうえ「畜産学科
なら大丈夫」といわれて不合格になった、全国都道府県推薦代表70人枠で落ちて路頭に迷
った良い子たちに、どう責任をとるのだ?

 私たちの戦術がめざすべきポイントは、「彼ら」にも結果的に有利になる――であること
はいうまでもない。いうまでもあるのかな。
 これまたいうまでもないことを願うのみだが、およそ20歳までの子どもにとって、親は
絶大な権力であることも忘れないでいただきたい。子は親の所有物でも当然ない。

 病院の日々も変わることはないことにも、思いを馳せよう。ドクターやナースがどんなに
優しくても、またお勉強がそこそこできた過去があるとしても、入院許可、ルール遵守、し
ばしば毒でしかない大量クスリ服用の強制、出所(笑)許可は、ドクターの権力なのである。
たとえば私は、同じ病棟の鈴木さんを出所させることなどできず、もししたら犯罪になる、
という事実と比べれば了解されるだろう。

 しかし本来、患者は奴隷ではない。現実は、奴隷になっている患者で病棟は溢れかえって
いる。私は争うためでなく、争わないために、また対等に、かつ最高の医療とリハビリを受
けるため、医師とナースやスタッフとの定例会には、顧問弁護団に同席してもらっている。
カネがかかると、ご心配の方。とても少額です。
そんなことより、病院という完全に閉じた
世界に、用心棒、いけね家族同様の記録係兼合法ヤクザが同席する意味は実に大きい。皆が
やっていないからこそ、その効果は絶大にもなる。

 仮に弁護士同席に1カ月数万円かかったとして(私の場合は、もっと安い)も、命と比べ
て高いのかな。

 現代では、権力という塊(かたまり)があるのではない。役割のように配されている。権
力の実態は、強制が合法であることだ。しばしば、その構造が意識されず、日常となり、「相
手のため」とすら錯覚する――。

 事務局から転送されてくるメールに、以下のものがあった。本テーマの核心をついてもい
る。病院でナースや、地域で保健婦などもしてきた現役のプロからだった。

 《(前略)日垣さんが日本で入院された二つの病院は、私の知り合いが今も、また過去に働
いていたことがあり、内情は彼女たちから聞いていただけに、日垣さんの言葉もよく理解で
きました。

 私が病院に勤務していた時から 15年を超えますので、現状を把握できているとは言い
難いのですが――。

 (中略、看護婦も)泣く時間や、散歩する時間が許されていましたし、先輩方も、それを当
然のことのように許容していました。

 保健師を離れたのは、今まではごく普通であった業務が、「巻き込まれないように」「患者
と距離を取って」と、上司から指示されるようになり、結局それなら相談に来ても、インタ
ーネットに載っているような情報を出すだけになってしまい、この仕事の意味は何だろう
と思うようになってしまったからなのでした。

 文句を言ってくる相手がすべてクレーマーではないのです。きちんと取り扱ってほしい
だけなのだと思っていたのですが、それができない人のほうが、むしろ残れる職場になって
しまった――。

 医療については、やはりそのとき、利用する方がおかしいと声を上げていくことは、大切
なのだと思います。
 そうしないと想像力が働く看護婦さんも続かない。離職が繰り返されてしまうと感じて
います。

 先日のメルマガ【2月14日号】を読んで、お母様に宛てた内容に涙が出てしまい、長文
を書いてしまいましたこと、お許しください。(後略)》

 実際、脳卒中認知症での脳を犯される患者が多くいる病棟では、「文句を言ってくる相
手がすべてクレーマー」と捉えられています(断言)。が、「医療については、やはりそのと
き、利用する方がおかしいと声を上げていくことは、大切なのだと思います」というのは、
どうか。ナースがそういう現実になりつつある現在、我々のように頭も身体もダメージを受
けている患者に、「べき」を求めるのか?

 求められないなら、患者やその家族は、奴隷になることを選んだことになる。「文句を言
ってくる相手がすべてクレーマーなのではない」は、医療界だけではなく、あらゆる分野で
真っ当に扱われるべき意見であるのみならず、「たまにクレーマーがいる」のが客観的な事
実なのである。

 ほとんど全員が、奴隷になっているか、まともな意見を言っても聞き入れられない。そこ
で諦めて奴隷になるしかないのか?

 断じて否である。
 対価や諸権利に充分に見合う勝ち戦(いくさ)をすれば良い。勝ち戦とは、敵対のことで
はない。現代の奴隷にならず、最善の結果を得ることに尽きる。それを妨害する人々で溢れ
ているのは、教育や医療に限られない。彼らにはなんらかの能力や、良かれと願う心根もあ
る。それを利用しつつ、彼らもまた経営者でない限り、違う立場の現代奴隷であると知って
おいたほうがいい。

 いま私がいる病院でも無数の理不尽を見た。体験もした。死んでいてもおかしくない。他
人への違法行為を黙認すれば共犯か奴隷根性にならざるをえない。外の仲間30人と弁護団
が、私の静かで冷静な意見表明を取り囲んでくれだ日を境に、ダイナミックかつ柔軟な変化
を遂げた。
医療スタッフらが脳梗塞患者を舐めなかった、というよりも、舐められない脳梗
塞患者の脅し、違う、正論を引き受けたほうが自分たちにとっても有利だと理解したのである。

 前の公立病院は、私の人生を多彩にしてくれた。これまで、陰湿にイジめられたことも、
戦地での拘束やタイのゴールデントライアングルでの暗殺未遂などなどを除いて、この国
で立派な公務員様であられるナース集団に人格を崩壊させられるほどの虐待を受けたこと
も、私にとって初の体験だった。稀有な体験をありがとう。これで終わらないからね。

 奴隷になるかならないかは、明らかな一線があるのだ、ということを銘記しよう。簡単な
ことなのだ。相手にそんなことを続けていると大変なことになると教えてあげればいいだ
けなのである。

 そんなことは、できない?
 もちろん、奴隷根性と添い寝するのは、その人の自由なのだよ。

■■今週のコメント■■

★離婚女性の即再婚容認は嘘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 民法733条1項は、女性にのみ再婚期間を180日あけないと違法だとした、明治31年
に定められたままの条文である。

 今回、100日に変更するとか、離婚時に妊娠していないとの産婦人科医の証明書を添えれ
ば(笑)、再婚可能というチンケな話にすぎない。

 全国紙の1面トップをデカデカ飾るようなニュースではないどころか、そもそも何も本
質は変わっていないこと以外に報道価値はゼロなのである。
 母系社会から父系社会へと強引に変更した明治31年民法は、父親は誰かを、もっとい
えば長男を法律的に明示するためにつくられた。現代においてその時代錯誤を、ちょこっと
だけイジったにすきない。

 やってろ、いつまでも、法律オンチ。
 この件、以上であります。


 では、また!

 例によって例のごとく、冗長な駄文で病院への意味不明な愚痴を散々垂れつつ、自著『父親のすすめ』(文春新書、2006年9月20日第1刷発行)を引き合いに出して、珍しく次女の話題をメルマガで饒舌に語る日垣センセイでした。それについては後述しますが、「私は争うためでなく、争わないために、また対等に、かつ最高の医療とリハビリを受けるため、医師とナースやスタッフとの定例会には、顧問弁護団に同席してもらっている。」「外の仲間30人と弁護団 が、私の静かで冷静な意見表明を取り囲んでくれだ日を境に、ダイナミックかつ柔軟な変化を遂げた。」とか、嘘くさいなあ。日垣センセイが昨年11月頃に弁護士法人ベリーベスト法律事務所を「日垣隆事務所顧問弁護士団」として雇い入れたらしいですが、わざわざ依頼人の患者(?)と病院側との打ち合わせにも出張って同席する弁護団など、まず有り得ない話のような気がします。設定だとしても、不自然で突っ込み所が多過ぎます。どうにも胡散臭いです。それにしても、日垣センセイのメルマガを鵜呑みにして、メールを寄せる奇特な購読者までいるとは。俄かには信じ難いです。信者だとしても、御愁傷様です。

 因みに、『父親のすすめ』(文春新書)は、有料メルマガ「ガッキィファイター」での連載の一つ「父親のすすめ」(2004年11月7日号〜2006年8月23日号)をまとめて、加筆修正したものです*2。この本の中で、日垣センセイは驚くべきことに、何と自分の長男と次女の実名を堂々と明記した上で、御本人たちの作文・小論文を修正せずにそのまま全文掲載しているのです*3しかも当時、長男と次女は高校生、即ち未成年だったにも関わらず……。

 これはもう電話帳で住所氏名番号を公開していたとか、そういうレベルではありません。どちらかと言えば、クローズドな有料メルマガだけでなく、一般の比較的入手が容易な公的出版物にまで載せているのですから、対象者が未成年とはいえ、日垣センセイも版元の文藝春秋も御本人たちから了解を得ているのでしょう。そうでなければ、幾ら日垣センセイが父親とはいえ、自分の子供たちの名前と著作物(作文・小論文)を自著の中で勝手に掲載すれば、著作権及びプライバシー権の侵害に該当しますから。有料メルマガも同様です。

 余談ながら、日垣センセイの子供たちは、長女、長男、次女の三人です。現在は全員とも成人して社会人になり、結婚して所帯を持っているそうですが、ある時期から、日垣センセイとは没交渉が続いているようです。但し、長女夫妻は息子さんが誕生し、2014年1月頃には日垣センセイの自宅にも訪れていたようです*4。日垣センセイの長女は一時期、女優として本名(日垣センセイ談)で1999年にTBS系列で放映されたドラマ「魔女の条件」に出演していたという噂があります*5。他にも日垣センセイは再婚予定だった女性との間に隠し子がいるという噂もありますが、こればかりは真偽不明です*6


・日垣センセイの有料メルマガ「ガッキィファイター」(2016年2月23日号)から。

「ガッキィファイター」2016年2月23日号
                          通巻 第539-5号

■目次■
脳梗塞日誌(19)
 ◆小説より奇なり



■■脳梗塞日誌(19)■■

★小説より奇なり★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 昨夕、ここに入院してから73日目、発症から92日目、もろもろの検査が出た。月例で
あるが、ひとことも聞き漏らせない。脳梗塞患者には至難の技である。

 一言でいえば、これが複雑かつ脳医学が石器時代にあるので、一言では言えない。という
か、担当医もよく分かっていないことがあまりにも多い。
 先月のMRI検査で出現が確認された、3割型が壊死(えし)している新たな脳部分につ
いてはとりわけ、私の大きな関心事だったわけだが、「よく分からないんです。今回はさら
に新たな壊死部分はどこにもできていないことだけは確かです」。
 私「先月に出現した脳の異形部分は、どうなったか説明できないと? MRIの使用時間も
変わらず、費用は患者負担なのに、MRIの2機能を使わず1機能しか使わなかったという
ことですか?」
 担当医師「まあ、そういうことになります」
 私「唖然としますね」
 医師「はっ」

 という具合。リハビリ病院の医師団は雛飾りのオマケみたいなものだから、期待はしてい
ない。患者から大金を巻き上げることと、奴隷化することだけが使命なんだからね。
 
 たとえば、毎日のように食事処だけでも騒動はある。その場では、馬鹿丁寧なほどスタッ
フらが「ホントにそうですね〜」と答えたあと、1時間ほどすると彼や彼女の部屋にスタッ
フの上司2人(担当医とマネージャー)が出向き、静かに、だが選択なしに有無をいわせず
“反省”を迫る。例外はない。私も5回やられた。私だけは、すぐ弁護士が来てくれるので
(根拠が明瞭だったから当然なのだが)、病院側が謝罪をした。
他は根負けするか、言わぬ
が仏とばかり、こうして奴隷化は確実に果たされる。が、最終的に魂を売り渡すのは、なぜ
か経営者や自営業や芸術家にはいない。

 入院当初、障害度数が1〜2がほとんど、3が1カ所(障害度数は1〜6段階ある)とい
ありさまだった。先月すでに4が増えている。昨夕には、オール4ではあった。改善の度
合いが落ちてきている。

 電気療法で知られる著名病院に、1カ月後を目処として、こちらで推薦してもらおうか。
今回も顧問弁護団が家族の一員として寄り添っていてくれたおかげで、こちらの正当な人
間としての願いはすべて通った。まだ奴隷化していない患者に対しては、単なるクレーマー
として短期間で「患者のために」潰してゆくのは、前々号で看護師の現場の声でもお伝えし
たとおりなのである。それでも大勢の友人たちと弁護団のパワーは、大変革をもたらした。

個々の患者が奴隷を選択し、“出所”までの我慢とするのは自由だ。

 リハビリ病院では、「あなたのため」という名の人権蹂躙(じゅうりん)だけ避ければ、
理学療法士作業療法士などのスキルが最高であればいい。

 次のステップへの対策は、急がなければならない。発症後6カ月しか目一杯で入院する
ことは、転院を含めて、できない。「のんびり」が合言葉になっている病院だけれど、「のん
びり」している人々は必ず捨てられる。捨てられる、という表現に異存のある医師もいよう。
 遠くない時期に訪れる“出所”は、患者の回復過程とは関係なく、後遺症をもったひとの
自力指数126点満点のうち100点に達したら家に帰される。

 リハビリ病院トップとされるここでは(あくまで後進国日本ではね)、家庭訪問サービス
というものがあり、段差や手すりが必要かなどをチェックしてくれる。が、知の業界では当
たり前になっている仕事部屋、自宅、海外の自宅や別荘というスタイルを全く知らないのは
仕方ないとしても、「1カ所を前提にしてください」(笑)との病院側の石頭に、「海外はと
もかく私は最低でも数カ所は循環したいし、そうする」と申し上げたら、医師らは「そんな
ことができるなら入院どころか通院もいらないですよ」とマヌケなことをおっしゃる。

 私は言った。
「出所、失礼、退院したあとは、1カ所にとどまれと言っていることになりますね、それで
は。海外に自宅があるような場合に限らず、たとえば実家とか、毎日のように通いたいトポ
ス(場)があるというのは暇すぎる患者にとって、むしろ望ましいことではないでしょうか」
「うぐっ」

 彼ら雇われ医師もまた奴隷なのだ。気の毒に――。このあたりのことも、2月27日(土)
12:59〜新宿での堀江貴文さんとの公開座談会で話し合おうと思う。堀江さんは、刑務所で
も奴隷にならなかった稀有(けう)な人だ。

現状では、国のクレイジーな制度による入院期間と、改善可能期間は、ともに最高限度が
6カ月に改悪された。個人差というものを認めない厚生労働省に、いま正論を吐いている暇
(いとま)などない。

 昨夜。姉からメールが来た。私が書いて投函した封書のことかと思いきや、さにあらず。

 母が脳梗塞で倒れた――という連絡だった。
 なんなんでしょうね、この実話の展開。小説では愚作になりかねない。

 私は姉に質した。母はまさか僕の手紙を見て倒れた?
 それはありえない、とのこと。

 母上様。私は脳梗塞について、日本で最も頼りなるほど詳しいよ。

 ついでながらキリスト様。弟が殺された、私が15のときから、神の存在を疑いました。
今回はさらに、アインシュタインも信じた神を、信じる道理がないと感じています。

 神が人を作った?
 そうでは、ないでしょう。
 人が神を作ったのです。


 ご心配をおかけします。また!

 またまた「私だけは、すぐ弁護士が来てくれるので (根拠が明瞭だったから当然なのだが)、病院側が謝罪をした。」「今回も顧問弁護団が家族の一員として寄り添っていてくれた」と日垣センセイご自慢の顧問弁護団とやらが八面六臂の大活躍ですね(棒。結局のところ、日垣センセイは上記の堀江氏との公開対談に出席するらしいですが、病院に対する被害妄想が拡大する一方、今度は実姉の登場ですか。そしてまた「母危篤!」の手垢にまみれた設定が……。毎度のことながら、開いた口が塞がりません。


・日垣センセイが前月に発売したAmazonkindle本の表紙がまた……。

 如何にも「素人がパワポで作りました!」と言わんばかりのお粗末な表紙で、もしかすると、日垣センセイ本人が手掛けている可能性が。


★参考文献

フリーライターの日垣隆さんの娘さんは、ドラマ「魔女の条件」にも出てた女... - Yahoo!知恵袋

魔女の条件 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇

魔女の条件 - 知誕Wiki

「魔女の条件」第1話で反田孝幸を発見 - 〜〜まであと○○日(ミルクたっぷりの酒・趣味版)

Genesis(アニメ盤)

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オオカミ中年は荒野を彷徨うー検証・日垣邸の謎

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・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com


・少し前になりますが、サイゾーウーマン「乃木坂46、欅坂46、岡田斗司夫……2015年“流出騒動”の舞台ウラを関係者が大暴露!!」(2015.12.31)から。

 そして最後は、15年最初のネット炎上となってしまった、オタキングこと評論家・岡田斗司夫氏のキスプリクラ流出騒動について。

 「ネット上に流出したキス写真は、岡田氏の“元愛人”とされる女性によってSNS上にアップされました。岡田氏は当初『当たり前ですけどニセ写真です』と釈明しましたが、その後一転して合成説を否定。しかし、岡田氏の対応に誠意が見られなかったことが災いしてか、次々に“元被害者”を名乗る複数の女性が、岡田氏の過去の悪行を暴露していきました」(週刊誌記者)

 女性たちは、Twitterで岡田氏との交際を回顧、さらなるツーショット写真をアップするほか、なかには岡田氏に口説かれる様子を“マンガ化”した作品まで登場。さらに一方で、岡田氏がSNS上にアップしたといわれる愛人リストも流出。ルックスやセックスの相性までランク付けされたリストには、著名人の名前も記載されていた。騒動は鎮火と延焼を繰り返し、春頃までは連日のように、何かしらの新事実が暴露されていたものだった。

 肝心の岡田氏は、ある時を境にこの件について一切言及しなくなったが、彼のマネジメントを担当する吉本興業関係者は、騒動当時に行われた“事情聴取”を次のように振り返る。

 「マスコミからの問い合わせが殺到したため、弁護士同席のもと本人との話し合いが行われたようです。しかし岡田は『女性が勝手に妄想をアップしているだけ』『むしろ自分が被害者だ』などと繰り返すのみで、結局『犯罪ではないから』と処分も行われませんでした。というか、もはや事務所が“さじを投げた”だけでしょうが」 

 許しがたい犯罪行為から恐怖の暴露までさまざまだが、16年にはどんな流出トラブルが勃発してしまうのだろうか?

 岡田斗司夫の零落ぶりは、その後もツイッターのフォロワーが現時点で74,334人に落ち込むなど、さらにブーストがかかっています。最盛期には、フォロワーが79,395人もいたのですが。単純計算、約1年間で5000人以上も激減し、毎日数十人単位でフォロワーが岡田をリムーブしていることになります。岡田も焦っているのか、新規フォロワーを獲得しようと、最近はツイッターも半ばbot化して同内容のツイートを繰り返し呟いています。しかし、却って減少傾向に拍車がかかるなど、逆効果になっているような気がします。頻繁にオフ会・サロンの人員を募集し、漫画家の島本和彦氏との対談を収録したDVDの手売りも宣伝するなど、なりふり構わない様子からも岡田が次第に孤立し、人恋しく金銭的にも困窮しつつある現状が推測できます。あの去年の「事件」発覚から、岡田のメディア露出も減って日垣センセイや唐沢俊一同様に、「過去の人」になりつつありますね。この三人とも「勝手に自滅した紛い物」であるという共通項は、揺るがない事実であり、同情及び擁護の余地は全くありませんが。

BCD2

 というか、岡田も唐沢も、そもそも本当に「オタク」なのでしょうか。ある意味、岡田が「オタキング」を肩書に名乗ったり、唐沢が「オタク第1世代」を気取って敬意を払われていたのは、日垣センセイが「作家・ジャーナリスト」を「自称」して持て囃されていたのと同レベルの愚行なのでは。
 

・日垣センセイのツイートから。

 当ブログで取り上げるのを失念していましたが、昨年11月頃、日垣センセイは弁護士への法律相談なら|ベリーベスト法律事務所日垣隆事務所顧問弁護士団」として雇い入れたらしいです。日垣センセイの公式サイト「ガッキィファイター」のトップページの画面右側のバナーでも確認できます。 「俺のバックには有能な顧問弁護団がいるんだぞ!」と言わんばかりの設定*1を実現するために、見栄と牽制を兼ねて、わざわざ依頼したのでしょうか。それとも公式サイトで細々と続いている自著のネット通販に関して法律的なアドバイスを求めていたのか。いずれにせよ、日垣センセイの真意は不明ですが。


・相変わらず意気揚々と脳梗塞(?)からの奇跡の回復ぶりを、恥ずかしげもなくアピールした駄文を書き連ねている日垣センセイですが、有料メルマガ「ガッキィファイター」(2016年2月3日号)から。

「ガッキィファイター」2016年2月3日号
                          通巻 第536-6号

■目次■
脳梗塞日誌(12)
 ◆私は負けない、自分に

■■今週のコメント■■

★私は負けない、自分に★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

(前略) 

 昨日は、仕事場に母から手紙が届いていた――病院の部屋まで他の郵便物とともに転送
された――。私は、まだ母に伝えていない。ううむ。困った。この歳になっても、私はデキ
の悪い息子なのだ。

「弟に続き、先立つ親不孝をお赦しください」から書こうか。「高校から続いている重篤
病のためずっと自立できぬ兄の法定後見人でありながら、このような姿になってしまいま
したこと、不徳のいたすところでございます」の路線と、どちらがいいかなあ。

 親不孝できるあいだが親孝行であると思う私は、この件は隠し通そうと考えてきた。どち
らが先にいくかは、けっこう微妙だしな。

 あ、そういえば豆まきは、私の子どものころ、いつも落花生だったぞ。日本列島の西側が
大豆だった気がする。私の両親は奈良出身なので、長野の家でも完全な関西弁が話され、外
では信州弁、教会ではラテン語スパルタというおかしな環境に18歳まで育った。豆まきは、
誤差みたいなものだから、どちらでもよい。いや、よくない。子どものいる家庭では、大豆
ではなく落花生にすべきだ。美味しいからね。  

(中略)

 母は、要介護1ホルダーである。一番、軽い。寝たきりになると5になる。昨日、文京区
から届いた私の要介護手帳には、3とあった。月額36万円ほど、介護に使われたものに対
して、補助が出る。ペッ。そんなもん、スーツ一つで終わりじゃがな。失言。

(後略)

 実母が存命であることをしれっと書いている日垣センセイ。しかし、2014年7月頃のFB投稿では「亡くなりました。」と断言していた筈ですが……*2。逃げる口実に「友人知己に不幸があって……」と見舞いやら葬式をちらつかせることはありますが、身内の不幸、それも実母の死を使うことはまずありません。第一、真っ赤な嘘とバレる可能性大ですから。 「弟は少年事件で殺された!」と弟さんの死因を捏造していた件*3といい、こういうところでも、日垣センセイの低次元な虚言癖が窺えます。

 尚、日垣センセイのFB投稿によると、「クレド定例学習会」 2月6日(土)に日垣センセイは参加したらしいです。FBの写真をざっと一瞥したところ、日垣センセイ本人の御姿も確認できます。撮影者も含めると、参加者は30人前後でしょうか。クレドも未だに、そこそこ集客力があるようですね。【2016年2月6日(土)クレド学習会記録音声CD】の販売欄の説明文には「《主催者日垣、2カ月ぶりの登壇》」とありますが、これだと去年12月5日のセミナーには出席していたことになり、11月28日前後に脳梗塞で倒れて入院したという設定とまたしても矛盾が生じています。

【完治はなくとも最善を!
&こんなときに恐喝文かよ】

今日も明日も、朝6時から夜9時まで1分^15分の休憩を挟んで、かわいいトレーニングの連続です。
楽しいく、また常に発見があるけど、泣きたくもなりますよね。周囲の49%はあきらめていくか、
49%は軽い変異ゆえ退院していくか、2%が全力で闘いきるか、です。
本日午前は、椅子を10回、両手で持つ上げました。私としては画期的なこと。ステッキとクツベラを間違えましたが。

休憩中に執筆を続け、FBやFXや株をやりますが、FXや株での稼ぎは土日だけお休み。

【恐喝犯】
長期入院中で死と重い後遺症を消すべく日々闘っている私のところに、1億円を要求する、40代、看護師からの恐喝文が届きました。
典型的な犯罪ですね。警察が調べて逮捕になりますが、お金にこまっているとあったり、手切れ金(笑)とあったり、
読者だったのだから助けるのは当然とあったり、どこまでが心神耗弱か逮捕後でないと判明せず。悪ふざけでは、すまされないと思いますね。

↓ 移動後、洗濯、移行して乾燥、また移動後に折りたたみーー2日に1回、必死にやることの一つ。

※共有範囲:隆さんの友達

 2月13日頃のFB投稿によると、日垣センセイが例によって例のごとく、無茶苦茶な被害妄想をこじらせ、逆ギレして暴れだす気配が濃厚です。ここにきて、生来のトラブルメーカーぶりをいよいよ発揮しそうな予感が。


日垣隆の豪邸の謎

 日垣センセイは、公式サイト「ガッキィファイター」にて、自著の書籍、電子書籍、CD・DVD音源集の他、海外紙幣のプレゼントまで幅広くネット通販を手掛けています。その関係から、「特定商取引に関する法律第11条」に基づいて、以下の内容の条項を明記する義務があります*4

1.販売価格
2.送料
3.販売価格・送料等以外に負担すべき内容及び金銭
4.代金の支払時期
5.代金の支払方法
6.商品の引渡時期
7.返品特約に関する事項
8.事業者の氏名又は名称
9.事業者の住所
10.事業者の電話番号
11.代表者氏名又は責任者氏名
12.ソフトウェアに係る取引の場合のソフトウェアの動作環境

 このため法人登記ではなく、個人事業者として開業している日垣センセイは、当然ながら自宅及び事務所の所在地などの情報を、公式サイト「ガッキィファイター」にて堂々と公開しています。電話帳に住所、氏名、電話番号といった個人情報が記載されているというレベルの話でありません。公式サイトの該当ページにアクセスすれば、日垣センセイが何処に住んでいるらしいかなどは一目瞭然です。しかし、いくら日垣センセイがみなし公人であり、当ブログが原則として「本人が公開している以上の情報には踏み込まない」がポリシーとはいえ、プライバシー権の侵害の可能性があるため、ここでは直接明記しません。あくまで自己責任で、リンク先の公式サイトの該当ページにアクセスして御確認下さい。因みに、電話帳の個人情報をネット上で無闇に公開すると、プライバシー権の侵害に当たるという判例もあるそうです*5正当な理由も無く、日垣センセイの自宅に押し掛けたり、イタズラ電話をしたりするのも、絶対にやめて下さい。

 さて、不動産会社の物件紹介ページによると、都内某所にある日垣センセイの自宅は、4階建ての賃貸マンションであり、豪邸といっても過言ではありません。借りられる部屋は1階及び2階、3階及び4階がそれぞれセットになっているみたいです。家賃は現時点で50万円だそうです。2007年7月頃、日垣センセイが『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書)で盗用が発覚して被害者から抗議を受ける直前に、絶妙のタイミングで日垣邸を訪問した漫画家のさかもと未明氏のブログによると、日垣センセイはマンションの1階及び2階を借りて住んでいるらしいです。当時の家賃は60万円だったらしいですが。

 現在の日垣センセイの悲惨な経済状態を鑑みると、単純な話、家賃だけでも年間約600万円もする豪邸に果たして現在も住み続けていられるのか……という疑念を拭えません。もしかすると、豪邸を既に引き払って、何処かの安アパートかワンルームマンションにでも引っ越したのではないか。クレド会員も上記の写真から確認できただけでも、少なくとも30人強はいるのでしょうが、メルマガの購読者と合わせても、収入が数百万円でカツカツの状態なのが実状と推定できます。

 余談ながら、日垣邸の外観は不動産会社の紹介ページだけでなく、Google マップでも確認できます。どう見ても、マラリア騒ぎの時、後遺症(?)の肝炎で自宅マンションの寝室にて死にかけていたところを、友人達が電柱をよじ登りマンションの部屋に侵入、救出された……という美談は嘘八百というか、無理な設定でしょう*6。素人が電柱をよじ登って日垣センセイが居住しているマンション2階部分まで、レスキュー隊員よろしく行けるものでしょうか。あまりにも不自然です。そもそも、そんなことをしなくても、マンションの管理人か管理会社にでも「緊急事態だ!」と問い合わせて、自宅のオートロックを解除して扉の鍵を借りて開ければいいだけの話だったのでは。嘘と誇張に満ち満ちた設定からして現実味が皆無なのが、日垣センセイの特徴ですが。


★参考文献

特定商取引に関する法律 - Wikipedia

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S51/S51HO057.html

特定商取引法に自宅の住所や名前を掲載したくない場合【ネットショップ経営】 | 苦労して学ぶネットショップ開業運営ブログ

http://www.no-trouble.go.jp/advice/P0404002.html

全国の電話帳を検索できるサイトとプライバシーの侵害について - 弁護士ドットコム

弁護士への法律相談なら|ベリーベスト法律事務所

「ガッキィファイター」通販について | ガッキィファイター

日垣邸突撃!! - さかもと未明の和みカフェ?|Official blog SAKAMOTO MIMEI’S NAGOMI CAFÉ?

Google マップ

TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」 ED主題歌「世界は今日もあたらしい」

TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」 ED主題歌「世界は今日もあたらしい」

けものたちは故郷をめざす (新潮文庫)

けものたちは故郷をめざす (新潮文庫)

荒野のおおかみ (新潮文庫)

荒野のおおかみ (新潮文庫)

ワーグナー:さまよえるオランダ人

ワーグナー:さまよえるオランダ人

Der fliegende Hollander

Der fliegende Hollander

ノーマネー・ノーライフ 日垣隆関連情報まとめ(その参)

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 ファイル形式はPDFファイル、価格は「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」が1,512円。「猪瀬直樹検証本 作家篇」が1,080円です。


・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com


・去年の12月頃からFBやツイッターなどのSNSで「脳梗塞」での入院ぶりをアピールすることに余念がない日垣センセイ。有料メルマガ「ガッキィファイター」*1も連日のように闘病記(?)らしきものの配信が続いています。それも異様なハイテンションで。




 案の定、ツイッターでは「(2015年12月19日から)22日前に脳梗塞で倒れたならば、一週間後の12月5日のセミナー*2は病床から行ったのか」という旨の突っ込みが殺到していました。上記のツイートのリンク先にある同セミナーの記録音声CDの画像には、参加者を前にホワイトボードを書きながら、マイク片手に熱弁を振るう日垣センセイの写真が確認できます。



 僕(当ブログ管理人)は、当初から日垣センセイは本当に脳梗塞なのか疑っています。そもそも日垣センセイの家族が見舞いに訪れた気配が全く無いのが怪しいです。いくら近年、長女、次女などの家族と疎遠になっているらしいとはいえ。「弟の死」以来の自作自演の捏造の臭気が漂っているような……そう言えば、日垣センセイが例によって「弟は少年事件で殺された!」とデマ*3を流していた『サイエンス・サイトーク いのちを守る安全学』 (新潮OH!文庫、2001年3月10日発行) の共著者の中西準子氏も、日垣センセイの言い分を鵜呑みにしたツイートをしていたのは幻滅しました。今時、勝谷誠彦氏以外にも日垣のデタラメを真に受ける文化人がいるのかと、唖然としました。中西氏も日垣センセイのネット上での数々の悪評、トラブルを一切知らないようです。勝谷氏といい、グーグル検索をしようともしないとは、実に愚かです。有料メルマガ「ガッキィファイター」の愛読者であることが発覚しただけでも、勝谷氏は失笑ものですが。


 日垣センセイは消えた文化人であり、今や完全に過去の人ですから、百億歩譲って「脳梗塞」が事実だったとしても、ニュースバリューが無いとして取り上げるのを見送ったメディアも多い可能性があります。以前、日垣センセイがツイッターで町山さんに噛みついて返り討ちにされ、盛大に自爆した時も「日垣のことを取り上げても雑誌が売れない」と判断してスルーした編集者もいたそうですから。

 ともあれ、取材の結果、ガセネタらしいと分かって記事の掲載を見送られたのが真相に近いでしょうね。個人的には日垣センセイは躁鬱病の可能性もあるとみていますが……。

 サイコパスは「他者から同情してもらうためにわざと嘘をつく」という特徴があります。サイコパスの可能性が極めて高い日垣センセイは、人恋しくなって「脳梗塞」の設定を持ち出したのではないか、と懐疑的です。どうせまた信者ビジネスのためのネタにもするのでしょうね。

 そもそも本当に「脳梗塞」で容体が深刻ならば、あんなに狂った調子でメルマガを連発したりできないかと。病身という「設定」でありながら、あれだけ膨大な量の破綻した文章をよくもまあ一気呵成に執筆できるものだと自分も不自然に思っていました。無論、口述筆記の可能性もありますが、それらしい気配も皆無のため、日垣センセイ本人が執筆しているとみられます。

 消えた文化人の常として、『週刊現代』での最後の連載が終了して以来、仕事も殆ど無く、有料メルマガもクレド会員も新規の顧客が事実上ゼロ。その一方、メルマガとクレドの解約も増えつつあると見られ、ジリ貧傾向には歯止めがかからず、次第に経済的に困窮しているのは確実と考えています。日垣センセイが経済的にも凋落するのは、メディア露出が激減してからは時間の問題だったとはいえ。

 いずれその内、マラリア騒ぎの時のように、日垣センセイは薄っぺらで嘘と誇張に満ち満ちた闘病記まがいのものをkindleなどで出すのでしょうが、さっぱり売れないのが火を見るよりも明らかです。日垣センセイのkindleの既刊本は、絶望的なまでに売れていませんし、紙の既刊本も同様ですね。大半が絶版か品切れです。文藝春秋や新潮社といった付き合いのあった大手出版社も新規の仕事はおろか、重版も事実上拒絶しているようですから、ここでも日垣センセイのジリ貧傾向が露わになっています。躁状態に陥ったことで、表舞台への文化人としての復帰は益々遠のいたと言えます。あれでは、まともな文章を書くことはおろか、メディアに出演してきちんと喋ることさえ危うい状態ですから。

 検証を始めてから2年〜3年経った頃までは、日垣センセイの著作もブックオフなどの新古書店でたまに見かけましたが、最近はお目にかかることも少なくなってきた気がします。

 当ブログは日垣検証が正式に終了後、無期限の開店休業状態に突入しますが……日垣ウォッチャーの端くれとして、僕も日垣センセイの最期は見届けたいです。もとより、日垣センセイが本当に死にかけになっても、或いは死後、家族からの告知などは一切無いだろうと考えています。どうも近年の日垣センセイは家族とも事実上の絶縁状態になっているのではないかと感じられるので。

 日垣センセイとほぼ同時期に幻冬舎新書で盗用が発覚した唐沢俊一は、「唐沢俊一検証blog」などの検証サイトを読んだ知人が神経を病んでしまった、などとネット上の数々の悪評で孤立化が進んだ自業自得な現状に泣き言のような逆恨みをぶつけていました。もしかすると、日垣センセイの家族・兄弟・親類縁者も「日垣」「日垣隆」で試しにググって、当ブログも含めた無数の検証サイトを読んで大きな衝撃を受け、日垣センセイ本人と距離を取り始めるようになったのでは、と推測しています。日垣センセイの友人知己の方々の間でも、ネットを通じて日垣センセイの悪行及び悪評の数々は少なからず知れ渡っていて、腫れ物に触るような扱いを受けている可能性も高いですね。

 実際、小飼弾氏や有本香氏とか村西とおる氏などの著名人(?)がSNSで日垣センセイと交流していたこともありましたが、最近は殆どありません。ツイッターを始めるに当たって、ググろうともしない村西氏も愚かですが、有本氏も日垣センセイの町山智浩さんへの数々の差別発言及びヘイトスピーチについて未だに沈黙しています。最近になって「日垣隆」でググってようやく日垣センセイの実態に気が付いたのでしょうか。そう言えば、日垣センセイを「兄貴分」と慕っていた藤井誠二も目立った反応がありません。



 僕が家族か親類縁者だったら、日垣センセイとは金輪際、縁を切りたくなります。友人知己でも同様です。実際、ここのところ、日垣センセイがFBで長女夫妻やお孫さんなどを話題にしたり、写真を載せたりしないのを見ると、どうやら今迄何をしてきたのか、家族からも気付かれたのではないかと考えています。特に弟さんの死因を書き換えて、犯罪被害者遺族を詐称していた件は最悪でしょう。貴方はよりにもよって、身内の不幸まで捏造して利用するのかと。誰だって、あんな狂犬を家族だの親類だのと思いたくはないですから。

 「日垣」という苗字はただでさえ珍しく、一説には日本全国にもおよそ560人程しかいないそうです*4。日垣センセイは家族・親類縁者のみならず、全国の「日垣」さんにとっても大迷惑でしょうね。ネットが発達した今、おそらく他の日垣姓の人たちの間でも話題になっている可能性があります。「日垣」一族で一番の有名人が、あろうことかあの「日垣隆」なのかと。

 当ブログでも既に書きましたが*5、僕としては日垣センセイに自殺して欲しくはありません。今更、自殺したからと言って、日垣センセイが引き起こしてきた数多の問題、不祥事は帳消しにはなりませんから。日垣センセイには自殺するぐらいなら、心を入れ替えて反省し、著作の間違いを訂正して、今迄散々迷惑を掛けてきた人達に誠心誠意、心から謝罪してもらいたいです。仮に日垣センセイが自殺しても、日垣検証を辞めたり、当ブログを閉鎖するつもりは毛頭ありません。念のため。


・日垣センセイのツイートから。





 壊れた日垣センセイの、上記の壊れたツイートを吉田豪氏などもリツイートしていますが……面白がっているだけで、誰もまともに取り合おうとはしていません。尚、八十二銀行 - 長野県のトップバンクとして、皆さまに愛される銀行へとは、長野県長野市に本店を置いている地方銀行の雄で、長野県下を中心に、近隣の愛知県、岐阜県群馬県新潟県の他、東京都、埼玉県、大阪府などにも店舗を展開し、海外にも支店・駐在員事務所を多数設けています。海外の格付け会社からの評価も高く、ネット上でも悪い噂は殆ど聞きません。例によって例のごとく、日垣センセイの言い分は嘘八百の捏造の可能性が高いですが、実は日垣センセイは2010年1月頃も休眠口座の解約騒ぎで「八十二銀行に預金を横領された!」云々のデマを垂れ流していました。

日垣隆先生、八十二銀行の預金から120万円が行員により横領されたと語る - Togetter

日垣問題の記録 ~ 日垣隆 研究報告 ~: 日垣問題年表

 『創』に因縁をつけて噛みついていた時もそうですが、日垣センセイは数年前の終わっているトラブルを、突如、蒸し返して延々と罵倒を開始する悪癖があります。この件で、間違っても八十二銀行に電話などで問い合わせるのは、先方にいらない迷惑を掛けることになるので、くれぐれも自重して控えて下さい。


★参考資料

日垣問題の記録 ~ 日垣隆 研究報告 ~: 日垣問題年表

日垣隆先生、八十二銀行の預金から120万円が行員により横領されたと語る - Togetter

八十二銀行 - 長野県のトップバンクとして、皆さまに愛される銀行へ

八十二銀行 - Wikipedia


TVアニメ ノーゲーム・ノーライフ COMPLETE FANBOOK

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それは僕たちのトラブルー検証・日垣隆vs月刊誌『創』

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kafkaesque1924@gmail.com
※2016/1/5追記:2ちゃんねる日垣隆スレ【脳梗塞から奇跡の生還!】日垣隆★131の「id:N1IHtLjG.net」さんからの御指摘を書き加えました。


2ちゃんねる日垣隆スレ【脳梗塞から奇跡の生還!】日垣隆★131から。

23 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2016/01/03(日) 01:00:52.76 id:PWPj8JPF.net [1/4回]
KAFKAESQUEさん、あけおめ
検証ラストの年って決めてるのは寂しいけど、大先生も末期的だから仕方ないかな
年末これ以上ない自縄自縛ネタをぶっこんできたから来年どうなるかわかんないもんね
大先生はクレド解散を伸ばしてるから、そこまで見届けて欲しいな〜
ともあれ、よろしくねッ

 ありがとうございます。日垣センセイの検証も今年がラストイヤーになる予定です。日垣検証本の同人誌のファイナルを出したら、当ブログは無期限の開店休業状態になります。とはいえ、日垣センセイのヲチそのものは今後も続けていきます。日垣センセイの最期を見届けたいです。クレド解散など、日垣センセイ関連で何か大きな動きがあった場合は、随時、当ブログを更新していきたいです。

・有料メルマガ「ガッキィファイター」などによると、昨年12月の年末から現在に至るまで日垣センセイが脳梗塞で入院云々の騒ぎを起こしているようですが……例によって、真偽不明というか、詐病の可能性もあるため、現時点では詳しい検証は見送っています。というか、いい加減、馬鹿々々しくなってきたので、百億歩譲って一部分でも「事実」ならば、ご自愛ください、としか言い様がありません。但し、FBでは上杉隆猪瀬直樹が、メルマガでは勝谷誠彦氏が日垣センセイの狂言(?)を鵜呑みにしてお見舞いのコメントを寄せているそうです。勝谷氏も「ガッキィファイター」の愛読者だったとは、初めて知りました。

 そう言えば、勝谷氏は日垣センセイや有田芳生氏らと共に、北朝鮮による日本人拉致問題解決を求める意見広告をニューヨーク・タイムズに掲載する運動を行った「意見広告7人の会」呼びかけ人の一人でした。日垣センセイとは、その頃からの旧知の仲だったようで。勝谷氏も日垣センセイがネット上で引き起こした数々のトラブルを御存知ないみたいです。日垣隆のワードでググれば、日垣センセイの狂乱ぶりをまとめたサイトが、拙ブログ以外にも上位でヒットします。それらを読めば、日垣センセイの本性など一目瞭然なのですが。

岡田斗司夫のスキャンダルからも一年が過ぎました。元々岡田は脇が甘いとはいえ、まさかこういう形で自滅するとは予想だにしていませんでした。

乃木坂46、欅坂46、岡田斗司夫……2015年“流出騒動”の舞台ウラを関係者が大暴露!!|サイゾーウーマン

2015年下半期 輝く!“有名人スキャンダル大賞”!「馳浩の大臣主任に蝶野が言っていたこと」 | アサ芸プラス

 ツイッターでのフォロワー数も、騒動直後の79000人台から一年間で75100人台にまで約4000人も減少し、現在もその傾向が続いていることからすると、このまま日垣センセイや唐沢俊一のように表舞台から少しづつ姿を消していき、過去の人になるのも時間の問題でしょう。というか、岡田や唐沢のような紛い物の似非オタクがオタクの代表者のように扱われるのは、オタクの端くれとしても心外の極みであり、さっさと消えて欲しいと切望しています。日垣センセイの場合、今や過去の人を通り越して消えた文化人の代名詞になっています。


日垣隆、月刊誌『創』に噛みつく

 以前、日垣センセイが評論家の佐高信氏を誹謗中傷した際、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、当時、佐高氏が連載していた月刊誌『創』にも理不尽な八つ当たりをしていた事実を簡単に取り上げました。

業界のオルフェンズー検証・日垣隆vs佐高信(Final round) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 月刊誌『WiLL』(ワック、2007年9月号)の連載「どっからでもかかって来い!」において、*1「外で「言論表現の自由」とか偉そうに言っているくせに社内では完全独裁制を敷き、会議でも社員に発言さえさせず、退職金の未払いも山積して居直り、二〇〇七年に七月には社員がほぼゼロ状態に突入、ついに街金にまで手を出した「創」での連載が残っていたかどうか。私が最も許せないのは、家庭内で日常的に暴力をふるっていながら、外で偉そうに暴力反対破防法共謀罪反対北朝鮮連帯と叫ぶ類の人々である。」と例によって例のごとく、デタラメを書き飛ばした日垣センセイに対して、たまりかねた『創』編集長の篠田博之氏が内容証明配達証明郵便)で謝罪訂正の申し入れを行いました。すると、日垣センセイは待ってましたと言わんばかりに、週刊誌『エコノミスト』、『週刊現代』、『日刊ゲンダイ』の三誌の連載コラムで一斉に総攻撃を仕掛けました。自分が引き起こした個人的なトラブルに、全く無関係な媒体を巻き込んでまでの、唐突な奇襲攻撃でした。しかも同月に同じ論旨で。

 「創」という月刊誌がある。一方で、新聞社やテレビ局への就職熱に応える「マスコミ就職読本」を発行しつつ、他方で、日ごろは取材で「お世話」になっているはずのマスコミを叩く特集を組んできた。もともとは「現代ビジョン」や「流動」などと同類の総会屋雑誌である。一方で、企業を脅して資金(「おつきあい」と称する広告費や大量の買い取り)を得ながら、他方で、左翼的な文章を載せるのが彼らの共通した特徴だった。

 ここは北朝鮮ではなく日本である。どんな雑誌があってもいい。ただし、薄汚い言論にも限度と言うものがある。

 「創」は、個人攻撃を毎号載せている。9・10月合併号では例えばタレントの松本人志氏をコキおろす。松本氏は《批判を受けつけない裸の王様》だそうな。「創」の記事に抗議した人々から私が確認したところ、批判を受けつけないのは「創」編集長のほうである。

 「創」は、宅間守の手紙なるものを載せ、最新号では光市母子殺害事件の被害者と遺族を貶める。ここ2年間で編集長以外の編集部員が退社した。そのような事実を指摘しただけで、「創」は発言者に「法的措置をとる」と配達証明郵便で脅しをかける(私も脅された一人なので間違いない)。

 批判を封じ込めるために何度でも配達証明郵便を送りつけるがいい。言論には言論で勝負せよ、と日頃は言っていたのではないのかな。

日垣隆「敢闘言」『エコノミスト』(毎日新聞社、2007年10月9日号)P3

 改めて言うまでもなく、佐高氏が編集長を務めていた雑誌『現代ビジョン』は総会屋雑誌ではありません。「総会屋雑誌」云々は、日垣センセイが気に食わない雑誌を稚拙なレッテル貼りで攻撃する時の常套句です。『映画芸術』を「総会屋雑誌」と誹謗中傷していたくらいですから*2。何の具体的な根拠もありません。そもそも総会屋=左翼なのか?総会屋は暴力団などとの繋がりがある場合が多く、右翼系が圧倒的な筈ですが。

※上記の記述に対し、2ちゃんねる日垣隆スレ【脳梗塞から奇跡の生還!】日垣隆★131の「id:N1IHtLjG.net」さんから、以下のような御指摘をいただきました。「id:N1IHtLjG.net」さん、ありがとうございます。

58 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2016/01/04(月) 20:23:23.65 id:N1IHtLjG.net [2/3回]
メルマガ連投が一区切りしたっぽいのでちょっと検証委員会の人に指摘
(ここで書くのもなんだけど、他に伝えるとこもないし、ここならミスとかあったら誰か指摘してくれそうだし)

> そもそも総会屋=左翼なのか?総会屋は暴力団などとの繋がりがある場合が多く、
> 右翼系が圧倒的な筈ですが。

総会屋は企業を脅すのがお仕事なので、そのための材料になる醜聞を拾い上げてくれる
左翼系の雑誌にお金だしてることが35年くらい前まではあったのです あと、企業に購読させたり、広告を出させるという形での集金目的と。
ウヨ系メディアの後ろ盾をしたところで、企業びびってくれないので。
新左翼の牙城「現代の眼」とかは有名だったし、大先生の天敵?の「現代ビジョン」もそう。
82年に商法改正でそういう集金ができなくなったので、ほぼつぶれて今に至る。
「創」の持ち主が総会屋から篠田氏らに移ったのが82年なのも偶然ではないね。

このあたりは大先生が佐高氏批判したときに(大先生アンド諸君特有の左翼憎しな筆致はあれど)
それなりに構造を説明していたりします。
のちに「映画芸術」を総会屋雑誌呼ばわりしてるような粗雑な人に言われたくない、ってのは分かるけど。

全然関係ないんだが、大先生の前にエコノミストで巻頭言を書いてたのは元「現代の眼」文化人の松本健一
バックナンバー繰ってて知った。さすがに関係ないだろうな。
今や民主党ブレインとして内閣入りまでしちゃった(過去形)人だけど。

59 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2016/01/04(月) 20:39:35.45 id:N1IHtLjG.net [3/3回]
ついでに思い出したんですが、佐高氏批判のとき大先生は「創」のことを
(商法改正に際して)誌面の路線変更を図ることで生き残った、のように書いているんですが
実際には誌面どころか持ち主が変わってるわけなので、例によって日本語の使い方が跳躍しているか
実状をちゃんと理解してなかったか、のどちらかだと思われます

 「創」は、個人攻撃を毎号載せている。」「批判を受けつけないのは「創」編集長のほうである。」もブーメラン発言です。ツイッターでも毎回のように陰湿かつ執拗な個人攻撃を繰り返しては、その度に炎上して返り討ちに遭い、最後は映画評論家の町山智浩さんに止めを刺されたのは誰なのか。個人攻撃を毎号載せている雑誌など、掃いて捨てるほどあります。例えば日垣センセイが連載していたことがある後述の『週刊現代』とか。批判を受けつけないで自滅したのも日垣センセイのことではないですか。

 また配達証明郵便」にしても、実のところ、先方に文書がきちんと届いたかどうかを確認するための一手段に過ぎず、それ以上でもそれ以下でもありません。にも拘らず、日垣センセイが配達証明郵便で『創』から抗議文を受け取ったことを、まるで鬼の首を取ったかのようにはしゃいでいるのは如何にも見苦しいです。
 

 連載59回 表でマスコミを叩き、裏で媚びを売る

 マスコミを志望する学生のあいだで月刊「創」は多少の知名度がある。が、残念ながら「創」信者が大手マスコミに就職できたという話を聞いたことがない。

 最新号は「9・10月合併号」で、実質的に9月号は休みだそうな。

 編集後記に《毎年、今月号はなぜ出てないのかという問い合わせ電話がたくさんかかってきます。(こんなに毎月本誌を楽しみにしてくれる読者がいるんだと実感)》云々とあり、良かったねぇーというか、その前号で「9月号はお休み」という旨を告知しているわけだから、本当に熱心な読者なのか電話の主は。マスコミをくそみそに叩く「創」本体は赤字なので、マスコミに寄生して金儲け主義に走る『マスコミ就職読本』発行を優先したための「9月号はお休み」なのだ。

 ここ2年ほどの「創」をよく見ていると、中堅編集部員が次々と辞めていることがわかる。部員たちは、あやしげな高金利筋と編集長との交渉を横で見聞きさせられたり、執筆者への原稿料不払いもあり、気の毒だった。

 以前から、同誌編集長における民主主義の独自解釈(外では民主主義と「赤旗」が大好きゆえ、中では部員たちに企画会議で発言させることはほとんどない独裁型)に嫌気がさして辞めていく部員が続出していたのも知る人ぞ知る事実だ。

 退職金の未払いも山積しており、支払わない理由の一つが「言論の自由のために闘っているから」だというもの。そんな“理由”が経営者として通じるのか(笑)。笑っている場合ではないが、詐欺としては警察が、労基法違反としては労働基準監督署がきちんと動く義務がある。改まらないようなら、私も一役買おう。

 つい一年ほど前まで「創編集部発」という欄を元気に書いていた二人の優秀な女性編集者のうち一人も、めでたく他社に転職が決まり、もう一人もついに今月号で「退社することになりました」と書いている。これで実務を単独でこなせる編集部員はいなくなった。

 とまあ、大量の事実を取材して知っている私は、そのごく一部のみをやんわり月刊「WiLL」誌に書いたところ、さっそく恫喝文が送られてきた。私の名前は呼び捨てで、「法的措置をとるかも」ともあり、ぜひやってもらいたい。心からお待ちする。

 殺された被害者はもう「口がない」のだから反論しようがなく、犯人側の言いたい放題の広告塔になるという姿勢は、誰に支持されているのか。凶悪犯罪者の一方的なウソ八百を「売らんかな」のみの姿勢で手記として掲載し続ける編集方針には、吐き気がする。

 このような徹底した二枚舌ーマスコミ叩きを「売り」にしながら、同時にマスコミへの就職が簡単にできるかのような夢を売ってまた金をとるーは総会屋雑誌時代から身に染み付いたものだろう。

 ここで、「創」が総会屋雑誌であったことを論証するに際しても、ネット通販は便利だ。「噂の眞相」82年10月号に、編集長自身の居直り手記が載っており、そのPDF版が315円で売られている。総会屋マインドから脱皮しきれず、今でも批判されるとすぐ配達証明郵便で恫喝する姿勢は、変わりようがないのか。

日垣隆「通といえば!販」『週刊現代』(講談社、2007年10月13日号)P159

 十数年前から出版不況が年々深刻化する中、単体では赤字の雑誌が殆どです。そのため、廃刊・休刊に追い込まれる雑誌も増える一方です。ましてや月刊誌の場合は大多数が赤字です。そのため、単行本やら企画本やらムックなどを出して、赤字を補填している雑誌は珍しくありません。漫画雑誌など、『週刊少年ジャンプ』など週刊誌を除けば月刊誌は雑誌単体では多くが赤字であり、紙媒体からWEB版に移行する雑誌も少なくありません。『創』を擁護する意図は毛頭ありませんが、雑誌単体では大赤字の『創』が、単行本や『マスコミ就職読本』などのムックで糊口を凌いでいるのは、一概に責められるような話ではないでしょう。原稿料、退職金の不払いといった不義理も同様です。

 編集部員がどんどん辞めていっているとのことですが、只でさえ、経営難で大赤字の『創』ですから、そう簡単に人を雇うわけにもいかないでしょう。日垣センセイは経費が潤沢な雑誌でしか仕事をしたことがない可能性がありますから、イマイチ分からないようですが。

 そもそも、『創』に在籍したことがあると、業界的には箔が付くため、転職を前提に腰掛け気分で在籍していた編集部員もいるでしょう。当時、日垣センセイの『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書)での盗用事件に当事者として関与していた疑惑のある荒井香織氏のように、『創』在籍の経歴を売り物にしているライターもいるぐらいですから。人の出入りが激しい雑誌など、これまた珍しくもありません。

 それから『創』の篠田編集長が編集部内で独裁をしいているというのが事実だとしても、雑誌は編集部員ではなく、基本的には編集長のものです。良くも悪くも独裁型の編集長など、ざらにあるわけではないです。日垣センセイは編集者だった過去がありますから、この辺の事情は分かっていてもおかしくは無い筈ですが。
 
 「大量の事実を取材して知っている私」と独自取材を強調している日垣センセイですが、とどのつまり、取材らしい取材もしないまま、憶測と伝聞のみで妄想を書き散らしている可能性が高いです。まあ、日垣センセイの「取材」とは、極言すれば、自身の脳内妄想を「真実」として書き飛ばしたり、ただ現場に行っただけで本当に何もしなかったことを意味しますが。情報源は……もしかして、荒井氏なのか。

 配達証明を濫発する雑誌に未来はあるか

 卑劣とは、卑しく下劣なことである。他者をボロクソに貶すときには正義だと言い張り、自らへの批判を封じる手合いは、典型的に卑劣な連中だ。

 「創」という雑誌がある。「創」は、雑誌本体としては赤字であり、マスコミへの就職志望者から集金してのセミナー・ビジネスで赤字を埋め合わせてきた。「出版社の徹底研究」やら「新聞社の徹底研究」やらを特集するその内容はと言えば、初心者ライターが半日もあれば取材と執筆を終えられる程度の内容なのだが、自社セミナーに講師を出してくれる社にはめっぽう甘い。「創」のこうした事情は、二〇一〇年(原文ママ)の春から、編集後記(今月の編集室から)にあからさまに書かれるようになっている。

 まっとうな志をもって入ってくる優秀な編集者が、編集長の偽善と独裁を嫌って次々と辞めて行くのは、無理もない。規定を無視して退職金もろくに払ってこなかった、という事実を編集長本人に私は確認している。

 労基法違反は明らかなのだから、労働基準監督署は、まともに仕事をすべきである。

 「創」は、誌面ではいつも特定の人物をクサし、特定の組織を否定してきた。多少でも雑誌が「売れる」となれば、凶悪殺人者に好きなことを書かせ、被害者や遺族に対する二重三重の苦悩を強いてきた。

 日本は本当に言論の自由がある国だと思える。なのに、「創」は、「日本では言論の自由が脅かされている」という認識をもっておられるので、我々とはまったく違った世界を見ているらしい。

 「週刊誌ジャーナリズムに未来はあるか」といった特集を組んでいるのを見るたびに、「キミのところこそ未来はあるのか」と問いたい気分になる。

 「創」は、あることないこと批判記事を書いているのに、自社に対する批判があれば即座に配達証明郵便を送りつける、という噂を聞いた。

 もし本当なら、卑劣の上塗りだ。ためしに私も「WiLL」誌上でちくりと揶揄したところ、出版社宛と拙宅宛に配達証明郵便が来ました来ました(笑)。

 そんなことで俺がビビるとでも思ってんのか。

日垣隆『手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋』(角川Oneテーマ21、2010年7月10日初版発行)P116〜117
※初出日垣隆日垣隆のどこへ行くのかニッポン!」(日刊ゲンダイ

 「卑劣とは、卑しく下劣なことである。他者をボロクソに貶すときには正義だと言い張り、自らへの批判を封じる手合いは、典型的に卑劣な連中だ。」……いやあ、これまた凄まじいブーメラン発言です。日垣センセイは鏡に向かって罵倒しているのがよく分かります。

 「まっとうな志をもって入ってくる優秀な編集者が、編集長の偽善と独裁を嫌って次々と辞めて行くのは、無理もない。規定を無視して退職金もろくに払ってこなかった、という事実を編集長本人に私は確認している。」と豪語していますが、日垣センセイが『創』の篠田編集長に直接取材して裏をとったという事実は確認できません。篠田氏も後述する手記の中で、そのような事実があったことに言及していませんから。日垣センセイによるデマの可能性が高いです。

 日垣センセイは『創』がロス疑惑三浦和義など、犯罪加害者の手紙、手記などをたびたび掲載している編集方針にも難癖をつけていますが……そもそも、それらに需要があるのか。本当にそれで売れているならば、『創』が大赤字を計上して、編集部の台所事情が苦しい筈がありません。寧ろ読者の顰蹙を買うのを百も承知で、「売れればいいじゃん」という俗悪な商業主義に背を向ける形で続けているのが実情ではないでしょうか。無論、賛否両論の物議を醸すことがあるとはいえ。

 本当に『創』が雑誌を売るためならば、日垣センセイのように犯罪被害者遺族を詐称し、恰も犯罪被害者の代弁者であるかのように振る舞えばいいだけのことです*3。実際、日垣センセイを「兄貴分」と慕い、日垣センセイの盗用、ヘイトスピーチ、犯罪被害者遺族詐称を黙認し続けている藤井誠二も、同様のスタンスをとっていますから*4。或いは日垣センセイに倣って、他者の著作物を盗用しまくってまで駄本を量産するとか。

 「そんなことで俺がビビるとでも思ってんのか。」と啖呵を切っているのも、編集者と出版社にがっちり庇護されているからこその虚勢であることは、同時期に盗用事件で窮地に陥っていた事情からしても、明々白々です。嘘とハッタリが日垣センセイの十八番ですから。

 それにしても、奇妙なのは、三誌いずれの攻撃の中でも、日垣センセイは『創』が具体的にどのような記述に対して抗議してきたのか、その内容については殆ど触れていないことです。これでは、『創』が一方的に因縁をつけて日垣センセイを攻撃してきたような錯覚を受けます。


●『創』編集長・篠田博之の反論

 これら日垣センセイの三誌同時攻撃の禁じ手に対し、『創』の篠田編集長が『創』本誌の2007年12月号で反論の手記を寄せていました。

 日垣隆さんの『創』への攻撃について 篠田博之(本誌編集長)

 正直言って気乗りがしないのだが、事実経過の説明だけはしておこう。この間の日垣隆さんからの攻撃についてである。

 発端は前号の編集後記に書いたように*5、日垣さんが『WiLL』9月号で佐高信さんを非難したついでに、佐高さんの連載を載せている『創』も攻撃したことだった。内容は間違いだらけなのだが、他人を罵倒するのもある種の芸風だからそれだけだったら放っておいたと思う。ただ1点、放置しておけないと思ったのは、『創』が「ついに街金にまで手を出した」という記述だった。事実無根でこういうことを書くのはひどすぎるし、知らずにこれを引用するとんでもない人がいないとも限らないと思った。

 そこで弁護士に相談して謝罪訂正の申し入れをしたのである。わざわざ弁護士に相談したのは、「どっからでもかかって来い!」と日垣さんの連載コラムのタイトルにある通り、攻撃した相手からそれは事実誤認だと指摘されてもすぐに訂正に応じるか、危惧を感じたからだ。弁護士は、申し入れがちゃんと相手に届いたか確認するために内容証明を使って抗議文を送った。

 ところが驚いたことに、日垣さんは、日刊ゲンダイや『週刊現代』などの自分の連載コラムを使って、さらに激しい攻撃をしてきたのだった。しかも、当方がなぜ抗議したか理由を書かずに、内容証明を送ったことを問題にしているので、まるで当方が攻撃を仕掛けたかのように描(原文ママ)かれている。日刊ゲンダイの一文の末尾は「そんなことで俺がビビるとでも思ってんのか」と書かれていた。「『創』……自社に対する批判があれば即座に配達証明郵便で恫喝するという噂を聞いた」とも書いているが、今までそういう例はなかったから「噂」が流れているはずはないだろうし、そもそも間違いを書かれて訂正を求めることを「恫喝」とは恐れ入った。配達証明郵便にしても、前述のように相手に文書が届いたかどうか確認するための方法に過ぎず、当方も相手を「ビビらせる」手段とは思っていない。

 実は本誌と日垣さんとの接点は古く、10年ほど前、彼が『エコノミスト』のコラム「敢闘言」で鎌田慧さんと激しくやりあったのを取材するため、長野県の自宅を訪ねたのが最初だった。その後、日垣さんはどちらかといえば右派の論客と目されていくのだが、ただ少年事件や精神障害者による犯罪といった本誌と重なるテーマも多く、時々やりとりをする機会もあった。本誌の誌面についても今回と違って正鵠を得た批評をしてくれることがあって、耳を傾けるべき批評家だというのが私の認識だった。

 その後、日垣さんとは、日本ペンクラブの言論表現委員会で同じ副委員長というめぐりあわせになった。当時の猪瀬直樹委員長の人事なのだが、ペンクラブの出した共謀罪反対の声明をめぐって日垣さんとは委員会で対立する形になった。その後、猪瀬さんが委員長を辞任し、委員会はメンバーを改めた。

 日垣さんの『創』攻撃には恐らくスタンスの問題も背後にあるのだと思う。ただこの間の彼の攻撃は、率直に言って批判というより中傷だから、いちいちそれに応える必要はない。だがひとつだけ、彼が鬼の首でもとったかのように書いている、『創』は元総会屋雑誌だったいう非難については読者の誤解を招かないようにちょっとだけ説明しておこうと思った。それがこの一文を書いている理由である。

 実は『創』の元オーナーが総会屋だったことは隠し事でもなんでもなく、本誌でも過去何度も書いてきたことだ。もともと『創』は創出版が設立される1982年より10年以上も前から綜合評論社という全く別の会社が発行していた雑誌で、オーナーが総会屋というのはそっちの、前の会社の話である。私はその会社から『創』の商標を買い取って、他の2人の編集者とともに創出版を興したのである。それをあたかも今の創出版が元総会屋であるかのように書き、「総会屋マインドから脱皮しきれず、今でも批判されるとすぐ配達証明郵便で恫喝する」などと書くのは悪意の産物というべきだろう。

(中略)

 まあ日垣さんの攻撃は、私情に基づく「言論の暴力」の意図的な行使だろうから、こういう説明をしても仕方ないのだろう。ただ元総会屋雑誌云々というレッテル貼りについては、読者に一応説明しておこうと思った次第である。今回のこととは別に、1970年代以降の雑誌界の変遷やその中での本誌の位置については、機会があればいつかきちんとまとめたいと思っている。 

篠田博之日垣隆さんの『創』への攻撃について」『創』(2007年12月号)P158〜159

 上記の篠田氏の手記からは、『創』が日垣センセイに抗議したのは、「ついに街金にまで手を出した」というデタラメな記述に対してのみであったこと。配達証明郵便も恫喝の意図は無く、単に日垣センセイの元に届いたかを確認したかっただけであることの他、篠田氏が実は日垣センセイをある程度、評価してきたこと。日垣センセイが猪瀬直樹の斡旋で日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長のポストに就いていたことなど*6、様々な新事実が明らかになっています。現在の『創』を発行している創出版創設の経緯なども。


日垣隆は再反論(?)をしたが……

 篠田氏の反論に対しては、日垣センセイは『WiLL』(ワック、2008年1月号)の連載「どっからでもかかって来い!」にて、佐高信氏に逆ギレしていたのと、ほぼ同様のハイテンションで罵詈雑言の嵐に満ち満ちた誹謗中傷めいた再反論(?)をしていますが……だらだらとした長文な上、内容が極めて空疎かつ下劣ために敢えて全面的に割愛し、引用を控えます。例によって例のごとく、無茶苦茶な被害妄想を爆発させている最悪の悪文です。よくもまあ、『WiLL』編集長の花田紀凱は、こんな駄文を載せて、あまつさえ単行本『怒りは正しく晴らすと疲れるけれど』(ワック、2009年8月8日初版発行)P255〜268に所収し、刊行しているものです。今にして思うと、もうこの時点で重症かつ末期的であり、断末魔の叫びではないですか。いくら上記の『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書)での盗用事件で被害者サイドから正式に抗議され、精神的に追い詰められて、重篤の躁鬱状態に陥っていた可能性があるとはいえ。日垣隆、ちょっとおかしいぞ?」とは周囲も読者も誰一人として考えなかったのでしょうか。

 実際、日垣センセイはライターとしての表面的な威勢の良さとは裏腹に、翌月の『WiLL』(ワック、2008年2月号)で「どっからでもかかって来い!」の連載を突如終了。これと並行して、雑誌などの紙媒体の連載を全て降板します。盗用事件発覚のダメージが、想像以上に堪えていたようです*7。日垣センセイがこの時期、少なくとも鬱状態であったことは、『折れそうな心の鍛え方』(幻冬舎新書、2009年9月30日第1刷発行)などでも分かります。

 因みに、日垣センセイは『創』に対する私怨は忘れずに、事あるごと「『創』は廃刊!」云々のデマを垂れ流しています。佐高氏の連載をさせていたのが、そんなに気に食わなかったのか。唖然とするばかりです。




 もとより、『創』は出版不況の荒波に揉まれながらも、現在も細々と命脈を保っています。現時点で休刊・廃刊になった事実はありません。「あいつがデマを垂れ流すのは言語道断だが、俺はいいんだ!」と言わんばかりに脳内真実を書き連ねる日垣センセイ。日垣センセイを持ち上げ、評価してきた手合いには、何故このようなサイコパス疑惑のある大嘘つきの狂犬を無反省に賛美してきたのか。そろそろきちんと釈明して欲しいところですが。



★参考資料

手のひら返し「亀田報道」/ 世論受け一夜でバッシング- 篠田博之の「週刊誌を読む」

日垣隆 vs 創編集長: 大石英司の代替空港

日垣隆の 痩せ犬の遠吠えと弱いものいじめ - goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

日垣隆さんの雑誌「創」への「批判」について | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

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・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com

 皆様方、新年あけましておめでとうございます。

 先日、当ブログは開設4周年を迎えましたが、今年はいよいよ日垣センセイの検証を正式に終了し、夏コミにて同人誌のファイナルを出す予定ですが……今しばらく、お付き合い下さい。

 それまでの間、当ブログをどうか宜しくお願いします。

「KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)」4周年!

・同人誌の既刊本が国立国会図書館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2 盗用篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本vol.3 雑誌・書籍篇」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

・同人ダウンロードショップのDLsite.comにて、同人誌の既刊「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」及び「猪瀬直樹検証本 作家篇」電子書籍が販売中です。

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・上記の同人誌の既刊本ですが、先日、もう一冊分をそれぞれ納本しましたので、国立国会図書館東京本館だけでなく、京都府関西館でも全て閲覧が可能になりました。関西方面に在住の方で、同人誌を閲覧したい場合は、関西館もご利用下さい。


●ブログ開設4年目の抱負

 「KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)」は本日を以て4周年を迎えました。皆様方の常日頃の御愛顧、心から感謝しております。

 当ブログを開設した当時は、まさか4年間も続くとは想定外でした。嬉しい誤算というか、よくもまあ、飽きっぽく面倒臭がり屋の性分なのに、ここまで根気が続いたものだと我ながら感心しています。

 さて、今後の予定をざっとまとめておくと、まず当ブログでの日垣センセイの検証ですが、後一つだけ、前回のエントリーでも告知した日垣センセイと月刊誌『創』とのトラブルを取り上げたら、締めくくりとして当ブログ版「日垣隆年表」を作成して正式に終了したいと考えています。やっと肝心の資料が一通りそろいましたので。「年表」作成までの間に、別のネタを少々取り上げる予定ですが。「年表」作成には時間と手間がそれなりにかかる可能性がありますので、早ければ年明け、遅くともゴールデンウイークの連休中には仕上げたいです。

 コミケも今月末の冬コミは不参加ですが、来年8月の夏コミには申し込んで、当選した暁には日垣隆検証本の同人誌のファイナルを出す予定です。その告知及び事後報告を以て、当ブログの更新も基本的に停止するつもりです。同人誌のファイナルをコミケに出し、国立国会図書館に納本が完了した時点で蔽サークル「カフカ―ルナ!」も活動を正式に終了します。

 もとより、当ブログが上記の事項を以て、無期限の開店休業状態に突入しても、日垣センセイ関連で何か新情報などがありましたら、随時更新してお知らせしていきます。

 後もう少しだけ、お付き合い下さい。どうか宜しくお願いします。

業界のオルフェンズー検証・日垣隆vs佐高信(Final round)

・同人誌の既刊本が国立国会図書館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2 盗用篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本vol.3 雑誌・書籍篇」

「猪瀬直樹検証本 作家篇」

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日垣隆vs佐高信のファイナルラウンド

 これまで当ブログでは、日垣センセイと佐高信氏との因縁のバトルの第1弾、第2弾について、以下のエントリーで検証しました。

Wonderful Doubt! 検証・日垣隆vs佐高信(START:DASH!!) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

Hのレコンギスター検証・日垣隆vs佐高信(Second round) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 日垣センセイに月刊誌『諸君!』*1文藝春秋、2000年10月号)で中傷記事も同然の「辛口評論家の正体*2を書かれた佐高氏ですが、それから7年後の2007年に『100人のバカ』(七つ森書館、2007年4月1日初版第1刷発行)での岡留安則・月刊誌『噂の真相*3元編集長との対談にて、日垣センセイを肴に盛り上がっていました。

佐高 こないだね、ある編集者が言ってたけど、「佐高さんの本をけっこう読んでる」っていう若い編集者がいて、「日垣隆と似てますね」と(笑)。私の担当編集者も仰天したんだそうだけど。

岡留 右と左の違いはあるかもしれないけど、からみ方は似てるかもしれない(笑)。

佐高 「週刊金曜日」の一件で、いま右翼が来てるけど、日垣に右翼が行くことはないんだよね。

岡留 それはそうでしょうね。

佐高 意外にそういうふうに見ている人がいる。そのときのからみ方とか。「諸君、正論」文化人かどうかというプラスマイナスの符号をつけないで、若い人はそういうところばっかり見るんだよね。

岡留 たぶんそうですよ。座標軸がなければ、日垣も辛口に見えるわけじゃないですか。もっと言えば、勝谷誠彦も辛口に見えるわけですよ。思想はぜんぜん違うんだけど、今の若い人はそこを見ないから、映像的に見れば同種の人間に見えちゃうところがあるかもしれないですね。
P44〜46

(中略)

佐高 日垣隆の話でも、日垣が生意気なことを書いて、『「買ってはいけない」は買ってはいけない』っていうコバンザメ商法で儲けるわけでしょ。そのときに、『買ってはいけない』というのを『金曜日』で出すっていうのは、かなりリスクがあるわけですね。企業から直接リアクションがあったりするから。で、あいつにはリスクはないんだよね。『「買ってはいけない」は買ってはいけない』っていうふうにしているから。

岡留 おちゃらかしていればいいんだ。

佐高 うん。それでちゃっかりコバンザメで儲ける。テレビの勝谷にしろ、本当にどっかかれ何か言って来るかなっていうんじゃなくて、ハンパな芸を見せるみたいなね。

岡留 勝谷はテレビ芸で、日垣は活字芸、みたいなもの。日垣はかなりの数の連載をしてるみたいじゃないですか。ほとんど一カ月書きまくっているんだろうけど。

佐高 ほかに楽しみもないんだろうからね。

岡留 興業ベタっていう話を聞いたことないしね。

佐高 ウケないよ。

岡留 だららウケないことを書くわけでしょ(笑)。

佐高 自分は辛口であると錯覚してるわけだよね。そこらへんに乗せられる編集者が増えてきたね。私は渡部昇一のミニ版だと思う。

岡留 日垣で思い出した。田中康夫を励ます会かなんかのパーティーに行ったときに、日垣が来てた。俺の顔見て、「あっ、佐高の仲間だ」って言われたことがある(笑)。「いや、別に君とは喧嘩してないし」って言っといたけど(笑)。

佐高 ダメじゃないか(笑)。そうだって言ってくれなきゃ(笑)。

岡留 いやいや、僕は日垣に対しては黙殺派ですから(笑)。
P47〜49

(中略)

佐高 それから猪瀬直樹が昔、『ミカドの肖像』を出したときに、「自分がうまく書いているから右翼は来ない」って書いてたのね。右翼に問題にされない天皇論って、どういう天皇論だ。それをまたそういうふうに書くわけでしょ。それから日垣が、「どこからでもかかってこい(原文ママ)」っていうけど、おまえは右翼がかかってくるような本を書いているのかよ、っていう(笑)。よく恥ずかしげもなく、ああいうタイトルをつけるな。

岡留 あのタイトルは花田紀凱がつけたらしいんですけどね。

佐高 でも、花田の時代も終わったでしょ。

岡留 本人の決意はともかく、世間的にはとっくに終わった。僕は連載してるんだけど(笑)。でも、文藝春秋を辞めてから、ずっと雑誌づくりは失敗してるじゃないですか。『WiLL』で部数的には成功してるのかもしれないけど、内容はとんでもない雑誌ですからね。
P52

(中略)

佐高 あなたに言われて思ったけど、宮崎哲弥とか日垣隆とか、俗っぽさを感じないね。

岡留 そうですね。どっちかといえば無機質ですね。

佐高 若い人が無機質になってるよね。

岡留 ちょっとオタクの臭いもするし、ああいうタイプの方が時代の空気をつかんでいる評論家ということになるんじゃないですかね。生々しさは、宮崎哲弥にもないし、もちろん日垣にもないという気がする。
P70

岡留安則佐高信 編著『100人のバカ』(七つ森書館、2007年4月1日初版第1刷発行)P44〜49、P52、P70

 日垣センセイが月刊誌『WiLL』(ワック)創刊号から2008年2月号まで連載していたコラム「どっからでもかかって来い!」。岡留氏の証言によると、あの下品で煽動的なタイトルは、日垣センセイというよりも編集長の花田紀凱命名だったらしいとは、初耳でした。如何にも、土井たか子在日認定デマで全面敗訴した雑誌クラッシャーの花田らしい悪趣味なセンスと言いますか……。岡留氏が日垣センセイを「渡部昇一のミニ版」と酷評しているのは、日垣センセイと渡部が共に根っからの差別主義者で、後に両者は『WiLL』で対談するほどの仲良しで互いに評価し合っていた事実からしても、言い得て妙です。まさに正鵠を射るでしょう。

 これに対し、日垣センセイは『WiLL』(ワック、2007年7月号)の「どっからでもかかって来い!」*4で反論ならぬ、支離滅裂な罵詈雑言を垂れ流していきり立っているのですが……この中で、「私は『「買ってはいけない」は買ってはいけない』に関わっていない(監修者を頼まれたが断った)。」と佐高氏の明らかな事実誤認を指摘しているのはまだいいです。日垣センセイが『買ってはいけない』シリーズへのコバンザメ商法というか、逆張りで頭角を現したのは1999年に月刊誌『文藝春秋』に発表した批判記事「『買ってはいけない』はインチキ本だ」(『文藝春秋』1999年9月号)でした。同記事は単行本『「買ってはいけない」は嘘である』(文藝春秋、1999年10月20日第1刷)にもなり、翌2000年には第61回文藝春秋読者賞を受賞しました。言うまでもなく、『「買ってはいけない」は買ってはいけない (夏目BOOKLET)』(夏目書房、1999年10月)とは別物です。日垣センセイが『「買ってはいけない」は買ってはいけない』に関わっていたことは確認できません。

 一方で、佐高氏を「総会屋出身」とデタラメを書き飛ばし、週刊誌『エコノミスト』誌上での佐高氏とのトラブルを回顧して「執筆直後から激しい圧力がかかり、「日垣が書き続けるなら俺は連載を降りる」とか「日垣が執筆陣の候補にあがっているなら俺は書かない」と至る所で駄々をこねられ、けれども私の関知しないところで発動された幼児性爆弾炸裂だったので、当然のことながら圧力をかけられた編集者たちの良識に委ねられた」と相変わらずデマを撒きちらしたり、挙句は「不肖私はこの一二年半、いかなる圧力や誹謗にも耐え、反撃することもずっと控えてきた。今回も、たわごとなので、黙っていようと思った。触れるにしても、笑い飛ばす度量が必要だろう。」と記憶障害を思わせるような嘘八百を平然とついています。日垣センセイの中では、佐高氏とのトラブルの経緯など、都合の悪い事実は片っ端から抹消されているのでしょう。

 極めつけは「私は、右翼からも、解放同盟からも、朝鮮総連からも、糾弾を受けたことがある。それでも一度として自分の節を曲げたことはない。政府からも、自民党からも、民主党からも、JR東日本からも、全盛期のJALからも猛烈な抗議といやがらせを受けたことがあるが、私は引き下がらなかった。もちろん、間違っていたら、素直に謝る。しかし、間違っていない限り、圧力には屈しない。」と例によって例のごとく、無茶苦茶な被害妄想を爆発させて、架空の武勇伝をでっち上げている可能性が高い部分です。この頃から既に、日垣センセイの虚言癖がエスカレートしていたのが分かります。

 無論、佐高氏も負けじと『週刊金曜日』(金曜日、2007年7月6日号)誌上のコラム「風速計」にて即座に再反論しました。

ヒガミギツネの鳴き声

 イソップの寓話に酸っぱいぶどうというのがある。キツネがそれを取ろうとして飛びつき、結局取れないので、あれは酸っぱいぶどうなのだと負け惜しみを言って、その場を立ち去るという話である。

 岩波書店の入社試験を受けて合格できなかった日垣隆にとって、岩波が終生の酸っぱいぶどうとなった。日垣が、鎌田慧や奥村宏、そして私などになぜメチャクチャな言いがかりをつけるのかわからなかったが、つまりは、私たちより岩波にアレルギーがあったのである。とにかく、岩波から本を出している人間が憎かった。自らも一五年ほど前に岩波から本を出し、安江良介『世界』元編集長の「ありがたい励まし」に大感謝しているだけに、その後のスタンス変更によって岩波から声がかからなくなったことに、かつての古傷の痛みがぶり返したような気持ちなのだろう。

 日垣は私に対して鬼の首を取ったように「総会屋出身」と書くが、私が編集長で久野収城山三郎にも登場してもらった雑誌を、謙遜して総会屋まがいの雑誌と言ったのである。私をそう言うなら、業界紙に勤めていた藤沢周平も「総会屋出身」ということになってしまう。

 鎌田慧日垣隆を語呂合わせ的にヒガミ隆と皮肉っていたが、彼がヒガミギツネであることは、『「買ってはいけない」は嘘である』の著者として、『買ってはいけない』の発行元である本誌の投書欄に投稿していることでも明らかである。私などは西尾幹二渡部昇一、そして日垣が常連執筆者の『WiLL』に投稿しようとは思わないが、日垣はまだ“酸っぱいぶどう”に未練があるのかもしれない。

 日垣はまた、昨年秋の日比谷公会堂の集会について(株)金曜日が右翼に「謝罪」したことを「へっぴり腰」と非難する一方で、「私は、右翼からも、解放同盟からも、朝鮮総連からも、糾弾を受けたことがある。それでも一度として自分の節を曲げたことはない」(『WiLL』七月号)と力み返っている。しかし、私は寡聞にして日垣がそんな糾弾を受けたとは聞いたことがないのである。被害妄想ではないのかね。

 いずれにせよ、ヒガミギツネはヒガミギツネなりに、これからもヒガミっぽい生き方をしていくのだろう。コンコン。

佐高信風速計 ヒガミギツネの鳴き声」『週刊金曜日』(金曜日、2007年7月6日号)P9

 佐高氏もまた、日垣センセイが右翼や解放同盟や朝鮮総連などから糾弾を受けたことがあるという怪しげな武勇伝を「被害妄想」の可能性が高いと看破しています。

 さらに言えば、日垣センセイの総会屋云々も根拠に乏しい稚拙なレッテル貼りに過ぎません。何せ雑誌『映画芸術』を「総会屋雑誌」と呼んで罵倒しているぐらいですから*5。ろくに典拠を示さないまま、他者を一方的に誹謗中傷するのも日垣センセイの十八番です。言うまでもなく、佐高氏が総会屋だった事実は、現在に至るまで確認されていません。本人も繰り返し完全否定しています。

 上記の佐高氏の再反論に対しても、日垣センセイは再々反論というか、『WiLL』(ワック、2007年9月号)の「どっからでもかかって来い!」*6で、前回よりもさらに輪をかけた罵詈雑言をヒステリックに書き散らしました。その中では、佐高氏を「わかりやすい境界線男だな。」とこれまた根拠を一切示さないまま、名誉棄損同然の差別発言をしたり、「佐高氏は、罵倒する相手について、いつもまったくノー知識で論陣を張ってしまう。誰か、おしめをしてやってくれ。北朝鮮マンセーだった月刊「世界」に金親子批判の一文をまぎれこませたことで私は朝鮮総連から呼び出しと糾弾を受けた。あなたの旧知とやらの「世界」関係者にでも事実経過を訊いたらどうか。また例えば解放同盟からの糾弾については、私が中学生のとき(!)までさかのぼる。しばらく私は外出も許されなかった。執拗な攻撃だった。被害妄想なら、どんなに良かったか。」と罵声を交えて、ここでも反論にすらなっていない「ソースは俺!」式のデタラメを書き連ねている可能性があります。とりわけ解放同盟云々は明らかにおかしいです。日垣センセイが中学生時代に部落解放同盟からの糾弾に巻き込まれたとか、当時の家庭環境などから考えてもあり得ない出来事ですが。話に具体性が乏しいのも、胡散臭いです。

 ともあれ、上記の日垣センセイの再々反論(?)を以て、日垣センセイと佐高氏とのバトルは完全に終結しました。当時は、日垣センセイの圧勝と見られていたようですが、今にしてみれば、佐高氏の主張の方が相対的に正しかったと断言できます。無論、佐高氏に肩入れする意図はありませんが。実は日垣センセイが佐高氏に改めて噛みついていたのは、『すぐに稼げる文章術』(幻冬舎新書)での盗用事件が発覚し、被害者サイドから抗議されるなどして窮地に陥っていた時期でもありました*7。それを考えると、様々な意味で感慨深いものです。日垣センセイがいつになくハイテンションで佐高氏に突っかかっていたのも、自身が引き起こした盗用事件での対処に追われてストレスが溜まり、憂さを晴らしたがっていた可能性があります。端的に言えば、八つ当たりでしょう。

 八つ当たりと言えば、日垣センセイは坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、「外で「言論表現の自由」とか偉そうに言っているくせに社内では完全独裁制を敷き、会議でも社員に発言さえさせず、退職金の未払いも山積して居直り、二〇〇七年に七月には社員がほぼゼロ状態に突入、ついに街金にまで手を出した「創」での連載が残っていたかどうか。私が最も許せないのは、家庭内で日常的に暴力をふるっていながら、外で偉そうに暴力反対破防法共謀罪反対北朝鮮連帯と叫ぶ類の人々である。」と佐高氏がコラムを連載していた月刊誌『創』にまで理不尽な攻撃をしていました。街金云々などは後に『創』も事実無根として反論し、抗議していたのですが……日垣センセイが突如、『創』を攻撃し始めた経過は、次回以降で取り上げます。


★参考資料

日垣隆vs佐高信 「ヒガミギツネ云々」 | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

日垣隆対佐高信 Will9月号のその後 | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

日垣隆vs佐高信|一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

日垣隆の 痩せ犬の遠吠えと弱いものいじめ - goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

「買ってはいけない」は嘘である

「買ってはいけない」は嘘である

「買ってはいけない」は買ってはいけない (夏目BOOKLET)

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どっからでもかかって来い!―売文生活日記

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怒りは正しく晴らすと疲れるけれど

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100人のバカ

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Raise your flag

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Raise your flag(初回生産限定盤)(DVD付)

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オルフェンズの涙

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*1:現在は休刊中

*2:雑誌発表時のタイトルは、「人物鑑定 佐高信とは何者か」。後に単行本(文庫)収録の際に「辛口評論家の正体」と改題された。

*3:現在は休刊中

*4:同記事は、日垣隆『『怒りは正しく晴らすと疲れるけれど』(ワック、2009年8月8日初版発行)P176〜182に所収されている。

*5:捏造のアバンチュリエー検証・日垣隆の共同通信(信濃毎日新聞)批判 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

*6:同記事は、日垣隆『『怒りは正しく晴らすと疲れるけれど』(ワック、2009年8月8日初版発行)P198〜207に所収されている。

*7:[日垣隆「盗用」]記事一覧 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)