KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

バカとテストと読書術(その伍)ー日垣隆『つながる読書術』検証編C

・初めてこのエントリーを読まれる方は「日垣問題の記録」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」のご一読をおススメします。



●ブーメラン、ブーメラン!

前回エントリーからの続き)『つながる読書術』(講談社現代新書)のP57から。

教養とは第一に、知っていることと知らないことを明確に区別すること。テレビで訳知り顔のコメントをするどこかのお偉い学者や、おバカタレントや、観客を増やしたい安物小経営者のように、自分が知っていることで知らないことを無理矢理包み込んで、声高に無内容な発言をするような下品な真似をしてはなりません。
P57

うわあ、日垣センセイの円高に対する無知蒙昧な発言によるお粗末な経済知識や、Amazonレビュアー【懸垂百回】さんによるレビュー*1 *2で暴かれた法律知識のデタラメぶりからすると、痛烈なブーメラン発言!TBSラジオサイエンス・サイトークで定評(?)のあった科学知識さえも、鬱病とバイアグラを巡る発言で怪しい限りだし……。

知ったかぶって、偉そうなことを言っては、フルボッコされているのが他ならぬ日垣センセイでは?


しかし、いくら読んでもまったくわからないものは、文章そのものに非がある悪文と見なしてよいでしょう。ごく稀ではありますが、自分より知的レベルがはるかに劣る人が、読み手への思いやりゼロで書いた文章が、本という商品になっている場合があります。
P78

あはは……日垣センセイの文章にやたら誤字が多く、分かりづらいのは、以前にも僕は指摘しましたが、本書でも目立ってますよ*3


●問題発言……!?

巻末の「あとがき」にて、日垣センセイはこう書いている。

新幹線のN700系には八両編成と十六両編成があり、より大きな後者は定員が確か1323人だったかと思います。書き手の立場として言えば、十六両のすべてが満席だとして、そのうちの1322人に無視されても、たった一人が読んでくれただけで、ざっと10万部です。
P232

※追記(2012/1/5) そのうちの1323人→1322人でした。タイプミスです。お詫びして訂正します。

ほうほう……だから、慢性的に平然と嘘をついたり、根拠のない自慢話などを披露なさるのですか、日垣センセイ。まるで自己啓発セミナーか催眠商法の手口!日垣センセイのメインターゲットは、古くからの信者さんや、センセイのことをよくご存知でない情報弱者さんだということですね。

実際、本書はネット上の感想をググって見ても、それほど評判は悪くないです。まあ、大半は日垣センセイの人柄及びここ半年のトラブルなどを全く知らない方のようですが……。


今回の検証はここまで。次回で終了する予定です。



★参考資料

Amazonカスタマーレビュー「蟷螂が蝶に空の飛び方を教えるが如し」

Amazonカスタマーレビュー「条文もロクに読まずに書かれた,間違いだらけの大バカ本」

Amazonカスタマーレビュー「感情的対立を煽るだけの悪しきジャーナリズム」

Amazonレビュークチコミ:「嫉妬で貶すのは止めよう!」?

Amazonレビュークチコミ:2年の歳月を費やした新刊

つながる読書術 (講談社現代新書)

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裁判官に気をつけろ! (文春文庫)

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そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)

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バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

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バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]

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