KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

WWW.GAKKY HUNTER!!ー日垣隆×財部誠一の対談(『文藝春秋』2016年11月号)について

・同人誌の既刊本が国立国会図書館東京本館及び京都府関西館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

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「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2 盗用篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本vol.3 雑誌・書籍篇」

「ガッキィハンター日垣隆検証本 vol. 4 斜陽篇」 

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日垣隆財部誠一氏の対談「我らは脳梗塞から生還した」(『文藝春秋』2016年11月号)

 月刊誌『文藝春秋』(文藝春秋、2016年11月号)P284〜293に「我らは脳梗塞から生還した」と題して、日垣センセイとジャーナリストの財部誠一氏との脳梗塞の体験談に関する対談が掲載されているので、一応、チェックしましたが……ある意味、期待外れというか、肩透かしを食らいました。

 徹頭徹尾、毒にも薬にもならない対談で、それでも財部氏のお話はそれなりに読み応えがあり、真実性に溢れているので一読の価値はありましたが、日垣センセイの話は超が付くほど下らないです。例によって例のごとく、真偽不明で胡散臭い自慢話のオンパレード……。自分で検証用に購読しておいて何ですが、ハッキリ言って『文藝春秋』をわざわざ買うほどの価値は全くありません。というか、こんなお粗末な内容で、よく『文藝春秋』編集部も載せたものだなあ、と呆れるばかりです。果たして日垣センセイの発言のウラは取ったのでしょうか。まあ、『文藝春秋』編集部も文字起こしの時点から、相当手を加えた結果、辛うじて「対談」として成立するようになった可能性が。

 どうしても気になった点としては、財部氏とは対照的に、日垣センセイが入院先の病院、入退院の月日などを微妙にぼかしてはぐらかそうとしていること、またグアムで倒れて米海軍病院に入院していたという「設定」(?)に固執していることなどです。

 財部誠一氏は、一九五六年生まれの六十歳。経済や経営に精通したジャーナリストとして、多くのテレビ番組などに出演。昨年、二月十日に自宅で、体調に違和感を覚え緊急入院する。十三日に院内で脳梗塞を発症し、右半身麻痺となる。三月三日に「初台リハビリテーション病院」に転院し、本格的なリハビリを開始、六月七日、退院した。

 日垣隆氏は、昨年十一月二十五日、ゴルフなどを楽しむために滞在していたグアムで脳梗塞を発症し、米海軍病院に搬送された。十二月一日に帰国、日本で入院生活を始める。右半身不随に高次脳機能障害を患う。財部氏と同じリハビリ病院への入院を経て、今年のゴールデンウイークに退院した。

日垣隆×財部誠一 対談「我らは脳梗塞から生還した」(『文藝春秋』2016年11月号)P285*1

日垣 仕事と遊びを兼ねてグアムに滞在中でした。ゴルフにマラソンにと健康そのものでした。つけくわえると、酒もタバコもやらないので、まったく病気の心配はしていなかった。その日は、朝から仲間たちとゴルフをする予定で、食事をしていたところで倒れました。そのまま、米海軍病院に搬送されて即入院。米軍は兵士が戦闘中に頭を撃たれる危険があるからなのか、頭部の外傷や高次脳機能障害にも慣れていて、処置としては申し分なかったと思います。
P285〜286

日垣 私の場合は、アメリカの海軍病院だったので、最初からリハビリありきの厳しいものでした。
P290

日垣隆×財部誠一 対談「我らは脳梗塞から生還した」(『文藝春秋』2016年11月号)P285〜286、P290

 相変わらず、平常運転というか、信憑性に「?」を付けざるを得ない怪しさ全開でした。

 財部氏も『文藝春秋』編集部も、日垣センセイについて事前にグーグル検索するなどしたのか、或いはしたとしても無視しているのでしょうか……。

 この対談、ホスト役は実質的に財部氏ですが、企画そのものは日垣センセイが持ち込んだ可能性もあります。とはいえ、業界への本格復帰は、こんな低レベルな内容では難しいでしょう。

 そういえば、対談での日垣センセイの肩書は「作家・ジャーナリスト」ではなく、「作家」でした。ジャーナリストを引退した設定は、まだ生きているようです。













*1:※『文藝春秋』編集部による日垣隆財部誠一氏に関する紹介文。