KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

主に作家の日垣隆、猪瀬直樹、岩瀬達也、岡田斗司夫、藤井誠二などを検証しているブログです。

Wake Up Higaki!−検証・日垣隆の評価(後藤和智氏の場合)

・同人誌の既刊本が国立国会図書館内にて閲覧可能になっています。御興味があられる方は、同館にお越し下さい。

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.1『そして殺人者は野に放たれる』の大研究 増補改訂版」

「ガッキィハンター 日垣隆検証本vol.2盗用篇」

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・初めて当エントリーを読まれる方は「日垣問題の記録 〜 日垣隆 研究報告 〜」「日垣隆(Wikipedia)」「ガッキィスレまとめサイト@ウィキ」の御一読をおススメします。

・当ブログへの御意見・御感想は、下記のメールアドレスまで御連絡下さい。日垣センセイの学生時代など、情報提供もお待ちしております。情報源の秘密は厳守します。また、貴重な情報をお知らせいただいた方には、謝礼も検討していますので、宜しくお願いします。
kafkaesque1924@gmail.com
※2015/9/14追記:エントリーのタイトルを一部変更しました。


 俗流若者論批判などで定評のある若手評論家・後藤和智氏。

 その後藤氏が、実は日垣センセイの信奉者だった過去があり、デタラメを書き連ねた日垣センセイの著作を無反省に持ち上げていた黒歴史は、あまり知られていません。

みんなのレビュー:世間のウソ/日垣 隆 新潮新書 - 紙の本:honto本の通販ストア

みんなのレビュー:現代日本の問題集/日垣 隆 講談社現代新書 - 紙の本:honto本の通販ストア

 後藤氏の古傷に塩を塗り込むつもりはありませんが……上記の日垣本絶賛レビューを読んでいると、意地の悪い言い方で恐縮ですが、北朝鮮「地上の楽園」と持て囃していた所謂進歩的文化人メディアリテラシーも、こんな具合だったのかなあ、とある種の感慨を覚えます。尚、日垣隆『世間のウソ』(新潮新書、2005年1月20日発行/2006年3月10日11刷)については、当ブログで既に検証しています。

ぼくの無知を救ってくれなかったガセ本へー日垣隆『世間のウソ』検証編 - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 余談ながら、後藤氏の精神障害に対する認識も、日垣センセイと芹沢一也の悪影響を受けた所謂「反精神医学」の可能性があります。以前にも書きましたが、日垣センセイと芹沢の精神障害に対する見解が、反精神医学の創始者の1人、トマス・サズとほぼ同一であることは、精神科医小田晋氏も共著『刑法39条 (心の病の現在) 』(新書館、2006年1月25日初版第一刷発行)P21で指摘しています。また同書の別の個所でも、小田氏は芹沢の『狂気と犯罪』についても、以下のように痛烈に批判していました。

 芹沢一也氏の『狂気と犯罪』(講談社)は、刑法三十九条が狂気と犯罪を同一視し、精神障害者を危険視するロジックの根拠になっているとして批判しているが、それは芹沢氏の「思い込み」であろう。犯罪者の一部に精神障害者があり、その人に「常人」なみの処分を与えることが妥当でないからこそ、この規定があるのである。

小田晋、作田明、西村由貴『刑法39条 (心の病の現在) 』(新書館、2006年1月25日初版第一刷発行)P12


狂気と犯罪 なぜ日本は世界一の精神病国家になったのかの通販/芹沢 一也 講談社+α新書 - 紙の本:honto本の通販ストア

赤頭巾ちゃん、オオカミ中年に気をつけてー検証・日垣隆『そして殺人者は野に放たれる』(結論) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

赤頭巾ちゃん、オオカミ中年に気をつけてー検証・日垣隆『そして殺人者は野に放たれる』(補論D) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

WOLF'S DEMAー検証・日垣隆『そして殺人者は野に放たれる』の評判(補論B) - KAFKAESQUE(日垣隆検証委員会)

 反精神医学とは何だったのか、芹沢も日垣センセイの悪影響で反精神医学の方法論を振りかざしていることについては、当ブログでも上記のエントリーなどで書いてきました。後藤氏も現在は、日垣センセイを評価してきた過ちを深く恥じて反省しておられるようなので、これ以上は追及しません。後藤氏が上記の日垣本レビューを削除して「無かったこと」にしないでいるのも、後藤氏なりの良心でしょう。それにしても、日垣センセイは存在自体が、メディアリテラシーの生きた教材になっているような気がします。これまた以前にも書きましたが、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮社)と同様に、日垣センセイをどう評価してきたかは、その文化人のリテラシー能力を推し量る上でのリトマス試験紙になっていると考えています。

 
★参考資料

後藤和智 - Wikipedia

後藤和智さんのレビュー一覧 - honto

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